団塊、青春18切符で南信州へ part 2
<旅のハプニング>
野辺山から小海線で小淵沢へ戻って来て、
これから行く茅野までの列車を待つ間、
休憩所で立ち食い蕎麦を食べていて気付いた。
「眼鏡がない!」
バックの中も、ポケットにもない。
改札口の乗務員に聞いたが届け出がないという。
そのうち彼は私が乗ってきた列車が
まだ止まっているから
確認してきたらどうかという。
その列車の発車まで、あと1分。
私はダッシュして列車に駆け込み運転手に聞いた。
彼は黒い眼鏡を見せてにっこり。
「このメガネですか?」
「それです!」
私は運転手と拾ってくれた人にお礼を言って、
列車を降りようとした時、ドアがす〜と閉じた。
「すみません、この列車には乗らないんです。」
大声で言ったら、
運転手は気付いてドアを開けてくれた。
間一髪、ご迷惑かけてスミマセン。
<旅先の食事と土産について>
青春18切符を使って出来るだけ旅費を安く済ませよう
と企むケチケチ旅行者にとって、
旅先での食事や土産も厳しい見方になってくる。
例えば信州は蕎麦が有名なので
ネットガイドで美味しい店を探したけれど、
高い割には静岡のうまい蕎麦の店と変わりない。
土産も上諏訪の佃煮と下諏訪の羊羹と中津川の栗きんとん
を買ったが、結構高い。
美味しいには違いないが、似たようなものは静岡にもある。
途中で親しくなったシニア旅行者にそんな事を言ったら、
彼は土産もなし、食事はコンビニか駅そばか弁当だという。
確かに都会では垢抜けた菓子や美味しい食事が普通にある。
ところが、旅館の仲居さんはうまいことを言った。
「お口にめすかどうか判りませんが、
たまには田舎料理を食べに来てください。」
そうか、そういうことか。