一日こどもレストラン③ 〜近隣のスーパーでのお買いもの〜
こんにちは、河合塾きっともっと保育園の土井田です。
今年度、きっともっと保育園では、子どもが①メニューやレシピを考え→②食材を調達し→③つくり→④ふるまう、という、「一日こどもレストラン」を実施します。
今回は、「一日こどもレストラン」企画のなかの、近隣のスーパーでのお買いものをご紹介したいと思います!
(企画の全体像は↓↓↓からご覧ください)
商店街ツアーとその目的
きっともっと保育園では、週に一度、地域の方が働く場所にお伺いする「商店街ツアー」を行っています。
(現在は、コロナ禍のため、頻度を落としたり、一度に伺う人数を制限したりしています。)
この商店街ツアーの目的は、さまざまな方と触れあったりお話を伺ったりする経験を通して、世代や立場をこえてコミュニケーションをする姿勢を養ったり、さまざまな仕事を目にすることです。
スーパーでのお買いものの目的
スーパーでのお買いものは、月に1回のペースで、商店街ツアーに組み込んで行っています。
上記に加えて、2つのことを目的にしています。
①レストランのお仕事の一つである「調達」の練習。
②現金で買うことを通して、数量イメージに触れる。金融リテラシー教育の機会とする。
最近は、キャッシュレス決済の普及に伴い、「お金とモノを交換する」という関係性が見えづらくなっています。
お金を使った取り引きやお金自体、抽象的なものではありますが、他のさまざまな学びと関連させながら、社会の仕組みや数量を「実感」する機会になってくれればいいな、と思っています!
この日のお買いものの様子
この日の買いものは、給食で使う「三温糖」と「塩昆布」です。
本当は、三温糖だけの予定だったのですが、子どもに「自分が買ったものが給食に使われてる!」と喜んでほしい、との思いから、形の見えやすい塩昆布も加えました。
スーパーに向かう道中、こんな会話がありました。
先生 「今日は何を買うんだっけ?」
子ども「忘れたー!」
先生 「頭に『さ』がつくよ」
子ども「・・・」
先生 「砂糖だよ」
子ども「砂糖じゃないよ!三温糖だよ!白くないやつだよ!」(←思い出した)
何気ない会話ですが、とってもいいな、と思いました。
少しずつ、ですが、何を買うか忘れたときにどうするか、忘れないようにどうするかを一緒に考えていくきっかけになればと思います。
また、言葉あそび、アクティブな経験を通して「三温糖」を覚えていくプロセス…。
こうやって切り取ってみると、生活や普段の会話のなかに学びの機会があふれていると感じます。
三温糖を見つけるまで、店内をぐるぐると探し回りました。
白砂糖を手にとって、「あ!ちがう、ちがう!」と自分で間違いに気がついていました。
レジにてお会計です。
少し緊張していましたが、立派にやり遂げてくれました!
スーパーの皆さまには、お忙しいのにも関わらず、いつもあたたかく迎えていただいています。
この場をお借りしてお礼申し上げます!
お店をでたあと、子どもが、「買ったのにお金が増えたんだけど!」と言っていたのを聞いて、あぁやって良かったなぁ、と思いました。
これからも、少しずつ子どもに任せる部分を増やしながら続けていこうと思います!
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、一度に伺う子どもの人数を最大5名に制限しています。また、入店前のマスク着用、検温、手ゆびの消毒を行っています。なお、緊急事態宣言下では、訪問を中止します。