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世の中がお前のために優しいわけないだろ
今週は山科の番です
月に1度回ってくるこの文章を書くという作業。
自分を顧みたり、頭を整理するのにとても助かっています。
突然ですが、あなたは誰の人生の何役でしょう?
いやいや、おこがましい質問ですね。名も無き小俳優が何言ってるんだって感じですよね。
僕の答えは、「山科連太郎の人生の主役」です。
とかくこの世は「誰かのせい」に溢れてやいませんかね?うまくいかないのは社会のせいだ。政治のせいだ。あいつのせいだ。環境のせいだ。
時間を少し巻き戻し、僕はクラスメイトと同じそのへんの大学に入れればいっかなくらいの考えの高校生でした。しかし、3年生の夏休み。国公立大学入ったらおもしろいんじゃないかと思い立ち勉強をし、小樽商科大学を受験し合格しました。
勉強を始めた僕にすら驚いていた担任や友人はそれはそれは驚いていました。
家族は涙を流して喜んでいました。
が、中退しました。
中退した当時働いていたバイト先では、偏差値で測ると僕が1番高学歴でした。
が、中退した僕にある後輩が相談してきやがりました。
その内容はこう。
看護師の資格が取れる短大に入学し、勉強をしてはいるが、アニメが好きでそれに関わる仕事に就きたい。
でも、両親や家族は看護師になれと言う。
今まで親には何一つ逆らったことがなく、どうしよう。
あらかた山科は大学にも通わず舞台俳優やってるだなんて反逆児なんだろうとでも思われていたのでしょう。
僕はこう答えました。
自分で決めたらいい。
どうしてもアニメの仕事に就きたいのなら親子の縁が切れてでもやったらいい。ただ、後から親の言うとおりにすれば良かったという後悔はしない覚悟ならば。
そして、もし親の言うまま看護師になって幸せだったらラッキーだけど、不幸だったとしても絶対親のせいにしてはいけない。
こんなようなことを偉そうに言いましたよ、ええ。
でも、僕は僕の人生の主役なのでこれを心がけています。
自分で決めたら全部自分のおかげと自分のせいなのです。
例えば僕は、両親の人生にとっては母28歳父25歳で出会うかけがえのない長男で、きっと色々な将来を想像したのかもしれない。
僕の祖父母は昔ながらの堅い人達で、長男たる者と僕に説教をたれてました。
家族のことは大事だけど、家族の人生の名脇役になってやる必要はない!
彼らは僕の人生のかけがえのない名脇役なんだ!
仲間も友達も全員脇役!その他はモブ!
くらいに思ってればいいんです。
主役はその家族役に精一杯の愛を注ぎます。
僕の人生はハートフルに描かれているので。
この主役理論で生きていると、困難があってもいずれ解決できるし、災害が起きても生き残る。
そう思えるようになりました。
そして、他者も全員、その人の人生の主役なので見ず知らずの僕に何をしてくれるかわかりません。ほとんどが何もしてくれませんし、余計なことをするかもしれません。
世の中の主役達が通行人役の僕にいちいち気を止めて優しくしてくれるわけない。
いつまでも誰かの人生の何か役を演じていたら自分の人生が終わってしまいます。
やりたいことやる。