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2拠点生活/リンノスケ

こんばんは!2022の終わりが見えそうになってきました。実写版キテレツ大百科の勉三さん役を狙っている、リンノスケです。2拠点生活が始まって半年以上経ちました。1ヶ月に1度のペースで北海道にいました。行ったり来たり楽しいです。

年の瀬を感じる情景といえば、僕は北海道生まれ北海道育ちなので、雪が降りしきり、札幌の光るネオンがキラキラと反射するあの景色を見ると今年もやり過ごしたな!と感じます。
その季節といえば、美味しいご飯やお酒を嗜み、男の子や女の子、先輩や後輩やらとの話に心を踊らせ、飲み屋をあとにすると、火照った体を冷ますような厳しい寒さ。さみ〜なんつって、また次の場所へ。ああ、札幌の冬が好きだ。
ということで、11月から2月まで札幌に滞在します。

「人生は死ぬまでの暇つぶし。」

「人生は死ぬまでの暇つぶし。」生きていればこの言葉を一度はどこかで聞いたことがあるかと思います。僕が7月に出演した舞台でも、ある登場人物に同じようなな台詞がありました。この言葉ってポジティブにもネガティブにもとれると思うのです。"Life is passing time until death."英語だとこうでしょうか。

例えば仕事をしている時に、「なんのために生きて(仕事して)いるんだろう」ってふと思いますよ。いいんです。深く考えてはだめなんですよ笑。で、その時に誰の顔を思い浮かんだか。家族、パートナー、子供、お世話になっている人たち、もちろん自分も入っている。きっと周りの誰かや自分のために行動はリンクしているので大丈夫です。

東京に引っ越す直前の今年3月になりますが、応援してくれる意味で、友達の占い師が星座占いをしてくれました。僕の場合、どんなことでもそれが後々の僕のキャリアとして積み上がっていくものだから、色んなことに挑戦することは向いていると言ってくれました。この言葉嬉しかったなあ!今でこそ、なんだこれと思うこともあるかもしれませんが、身体が言うことを利くうちは、色々と冒険していきたいものです。

何も予定がない日は1日が長く感じますよね!本当に暇つぶしだよ!こんな時に最近心がけているのは、一挙手一投足、丁寧に日常を過ごすことです。洗濯物のタオル干しを丁寧に張ること。珈琲を入れて、ハービー・ハンコックを聴きながら読書をすること。時間をかけて料理をすること。など実に様々ですが、これをすることですべて自分に返ってくるので嬉しいことこの上ないですね!眠る前にはワインを飲みましょう!白でも赤でも構いません。1 日に終わりを告げるのです。意外と暇じゃないことに気づくかも。


この1ヶ月間の出来事

・開店時から通い詰めた琴似のTSUTAYAとスタバが閉店する。
何ということだ!閉店だって!?それを耳にしたとき俺は人生で初めて、動画音楽配信サービス、電子書籍などありとあらゆるサブスクを恨んだ。
2006年に地元琴似に突如と現れた『コルテナ』。この商業施設には当時北海道最大級と言われたTSUTAYAが入り、当然のようにスタバが入り、ローソンやラーメン屋の橙、スープカレーのLABI、ハンバーグの牛亭、大型フィットネスクラブ、歯医者さん、保育園などここで1 日が完結するほどのパワースポットであった。その中でも多くの時間を過ごすことになったTSUTAYAとスタバが閉店する。ああ悲しい。こちらこそ17年間ありがとうございました。

最終販売日11月13日か。行けるな。

・念願の岩見沢メープルロッジでサウナ。
あれは思い出したくもない2019年11月のこと。仕事仲間で仕事終わりにサウナ行こう!ってなり、岩見沢メープルロッジまで車で向かったのだが、ブラックアイスバーンでスリップしたことにより、車同士衝突事故が起きた。それ以来縁起が悪かったので、メープルロッジには1度として行かなかったのだが、満を持して行くことができた!
メープルロッジにはロウリュがある。15分に1度のセルフサービスである。今年の春に井上と東京は上野にある『北欧』のサウナに行った時、そこにはベテランサウナー達がいた。ロウリュもあったが怖気づいてしまった俺はロウリュをかけることができなかった。「ロウリュ!しっつれいしゃす。」ベテランサウナーは全体に言葉を投げかけて、ロウリュをやってくれた。かっこよかった。
そのベテランサウナーに憧れたのと、東京から来たぞ!という自分を大きく見せる気持ちから今回メープルロッジで俺は言った。「ロウリュ!しっつれいしゃす。」

ロウリュ!しっつれいしゃす。

・祖母が亡くなる。
舞台などの所用よって10月も北海道に1週間ほど滞在していたのですが、そのタイミングで函館の祖母が旅立ってしまった。悲しい気持ちは心の中に留めておきたいのでここでは表に出しませんが、函館の葬儀って変わっているのです。まず亡くなったら仮通夜があります。ここで所謂おくりびとと呼ばれる納棺師の方が身なりを整えてくれます。そして翌日の朝に火葬。火葬。火葬、、、。火葬?
祖父の時もそうでしたが、函館では通夜の前に火葬をする風習があるのです。その理由は諸説あるらしいので、詳しくはこちら(https://hokkaidofan.com/kankonsosai2/)をご覧になって頂ければなと思うのですが、戦前に伝染病が流行ったため、港町ゆえに海難事故による腐敗を防ぐため、1934年の函館大火での衛生面のため、など様々な理由があるみたいです。まあうちも両親の家系も昆布の漁師家系ですので、しっかりと受け継いでいるのですね。
そうして火葬が終わると、悲しみのピークも小さくなりその夜に本通夜。翌日に告別式・繰上げ法要。ここでは遺体が目の前にまだあるという定義のもと行われます。
今回はさらに翌日にお墓へ納骨も致しました。
歳をとるということは、上の人間がいなくなっていくことを意味するのだな。どうか、安らかに眠れ。

祖母からの大切なお手紙

・きっとろんどんが家に来た。
僕もきっとろんどんですが、北海道から東京に帰ってきたその日の夜、祖母を亡くした悲しみもつゆ知らず、のこのことうちにやってきた烏合の衆。次回公演のための会議が必要で、中々スケジュールが合わず泊まりでやることになったのです。詳しくは1週間遅れの井上の記事をご覧下さい。https://note.com/kittolondon/n/ne5fba5bd10b2
ただ、リンノスケという人間はおもてなしが大好きなので彼らにお料理を振る舞いました。鶏ガラと南茅部の昆布で出汁をとった水炊き、ザンギ、ごぼうの醤油漬け。美味しい。誰かのために作る料理はこんなにも美味しいのです。

烏合の衆。

こんな感じで僕の10月が終わろうとしています。色々なことがあった10月の自分にご褒美をと、今日はチャーシューとザンギを作っています。一つ一つ丁寧に。もうすぐできる頃です!お腹すいた!ではまた来月!

10/29 20:50チャーシュー煮込んでるなう。

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