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知恵が集まる場所

毎週月曜日の
集落支援員事務所は
さんかくやねの日


今日は朝から暑い日
さんかくやねは
朝からにぎやかに


木頭学園の中学生が
ふるさと学習の時間に
昔の学校の話を
地域の方々に
聞きに来てくれました

テーマは
『今と昔の学校の比較と学校の歴史』

当時その学校で過ごしていた
地域の方々のお話を
聞きたいとのことで
現在、いくつかのサロンに行き
聞き取り調査をしているそうです

・昔は茅葺き屋根だった
・常に腹減ってた
・寮があって、楽しい時間を過ごした
・脱脂粉乳とコッペパンの給食が美味しくなくて食べれんかった
・おやつはとうもろこしのすど(茎)を皮むいてガジガジかじってた、甘い
・おやつは、キイチゴ、野いちご、ぐゆみ、くわの実
・遊びは、木のそりで斜面を滑ってた
などなど

興味深い話がたくさんでした
昔の話を聞いて
今との違いに触れ
生徒がどう感じるのか?
楽しみです^ ^

「とりあえず、脱脂粉乳飲んでみたらば?」

ということで
近々スキムミルクを飲んでみるそうです


今日は
木頭の男し(衆)も来てくださり
手には、布草鞋


「これのぉ、こないだ言われたけん試作してみたんじゃけんど、どうじゃろか?」


前回のあかいも会で
メンバーの方が
昔、藁であしなか(草履)を作っていた方に
相談したそう
家にあるものを持ってきて
履き心地よく作るにはどうしたらいいのか?など
あれこれと相談していました

あるものを使って
ほしいもの、必要なものを作る知恵は
木頭の暮らしにたくさんあります

「これはええでー!」

あかいも会の皆さんが声を揃えて言った
アイデア品は
手拭きの入っていたボトルを
麻紐を出すのに使うというアイデア

「これ使うたら、もそぐれいでええんぞ。捨てられんぞ。」

これはいい!


中学生の聞き取りの横では
布ぞうりの作り方についての話題で
盛り上がっていて
朝から大にぎわいのさんかくやねでした

ランチも
具沢山の味噌汁とおにぎり
「みんなで食べると美味しいなぁ。」
と、言いもって

帰り際に


「今のぉ、家の空き家の階段をなおしよるんよだぁ。」

という
なんでも自分でやっちゃえる
地域の方の空き家へお邪魔して
リフォーム具合を見せていただきました

「これ、しわしわとわぁでやるよるんよだぁ。ここ見てくれ。」

と、最初に見せていただいた時よりも
とても機能的に!!
本当に木頭の方は器用な方が多くてびっくり

「直したら誰ぞに住んでもらいたいのぉ。」

木頭の空き家は貴重なので
上手に繋ぐことができればと思います

帰り際にもう一件
声かけをいただいていた
地域の方のお宅へ


何やら畑の真ん中で作業中
モグラ避けの具合を調節しているそうで
これも自作

「ここに、一本棒をつけて、振動が上手に土の中に伝わるようにしよるんよだ。」

とのこと
閃いたら試してみないと
気がすまないのだそう

木頭で暮らす方々は
身の回りのもので
必要なものを作り出すプロです^ ^


そんな暮らし方に惹かれて
木頭に来たんだと
木頭の知恵に触れるたび
思っています!

『なんちゃないんじゃなくて、なんでもある。』

これが木頭の暮らし^ ^

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