ふるさと学習
木頭には
木頭学園という
小中一貫の学校があります
ひとクラス1〜4人くらい
昔からふるさと学習に力を入れていています
子どもの頃にふるさとのことを知り、学び
五感を通してふるさとを感じること
木頭でくらしていると
高校に進学する場合は
木頭を出て行くことになる
その後、大学に行ったり、社会人になったり
木頭を一度離れた後
戻ってきたいなという思う気持ちは
ふるさとに対する愛着であったり
思い入れであったり
子どものころの楽しい思い出であったり
人それぞれだろうけれど
子どもたちが大人になるにつれ
視野は広がり、日本へ、世界へと
フィールドも広がっていく
「ふるさとへ戻ってこい!」
と言われるよりも
「あ、ふるさとに戻ってみようかな?」
と、自分から思ってくれたらな。
ふるさと学習は
種まきと似ていると思っていて
大人になってからの
暮らす場所選択肢のひとつの種として
蒔かれるものかもと
光があたり、水を得て
タイミングが来たら芽生えるものかもと
必ずしも芽生えるものでもない
「大人になったら戻ってこいよ!」
と、ダイレクトに言われるよりも
子どもの頃の
どきどき、わくわくした体験とか
うれしい、楽しい体験とか
そういった感情の方が
記憶に残るんじゃないかなと
私自身未だに
子どもの頃の香りや
季節ごとに感じたことを
ふと、思い出すことがよくある
私もふるさとに帰って何かしたいなぁとか
知識を学びながらも
その中に感情を揺さぶる何かがある
体験学習はその可能性があるし、力がある
私が惹かれた木頭で育つ子どもたちに
木頭の魅力を体験学習を通して
伝えていけたら
そんな思いを込めて
一畝の田んぼで地域の方々と
民具を使ってお米づくりをしたり
長期休暇に子どもたちと
地域の方と山菜とりしたり
魚釣りしたり
先日は
ツキノワグマについて学ぶふるさと学習の
お手伝いをさせていただき
クマが生息している
ブナやミズナラなどが生えている山へ
木登りもしたり
見晴らしのいい日向でお弁当を食べたり
双眼鏡で剣山を歩く人を見たり
『学校と地域の資源をつなぐ』
木頭に移住して7年目
自分の役割は何なのか?
自分ができることで
やらなければいけないことは何か?
自分に問いながら
これからの自分の生き方、
暮らし方、働き方を考えています
やらなければいけないことはたくさんだけど
まずは自分にできることからコツコツと
積み上げていきたいと思っています