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kittoiが一作目に割烹着をつくるわけ

こんにちは、はじめまして!
kittoiの堤志歩です。

私は23歳のときに散在性脳脊髄炎という病気を患い、その後遺症で脊髄損傷という障害を負いました。現在は車いすで生活をしていて、その様子を綴ったブログを細々〜とやっていたりいなかったりしています。


前回、kittoiをつくることになった経緯を夫に語ってもらいました。

記事にも書いていた通りkittoiは「誰にでもいいものが初めからあればいいのに」という私の思いを叶えるために生まれたブランドです。(発起人は夫)

その思いを実現する為に兎にも角にもみんなにいいもの(オリジナルのプロダクト)を作って販売していこうと現在鋭意制作中なわけですが、その第一作目が「割烹着」ということで、「え?なんで???」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、その理由を簡単に説明してみようかなと思います。

実はある割烹着を手にしたことがきっかけで、私の「誰にでもいいものがはじめからあればいいのに」という思いが湧き上がり始めたのです。
その割烹着というのがこちら。↓

前回の記事でも紹介されていましたが夫のお裁縫上手な友達が作ってくれた割烹着です。
車いすに座りながら快適に使える割烹着が欲しいとX(旧Twitter)でつぶやいていたところ、そのつぶやきを見てお手製のものをプレゼントしてくれました。
※こちらの割烹着について詳しく書いたブログ記事があるので良かったら読んでみて下さい。


かなり愛用していて、使うたびに便利だな〜としみじみ感じています。

座りながらでも着脱しやすく、背中やお尻で生地が巻き込んで首が締まることがなかったり、両手が塞がりがちなのでフロントに大きなポケットを作ってもらったりと、車いすで使うことを前提でデザインされたいわゆる普通の割烹着とは違う作りをしています。

あるときふと、これは車いすユーザーでなくても使いやすいのでは⋯?と気が付きました。

その後、夫がこの割烹着の商品化と「みんなにいいものを」の夢をいろんな場所で話してくれましたが、「良いね!」とは言ってもらえるものの、なかなか商品化には至らず⋯。

とはいえこのまま本当に日の目を浴びることも無い、もしくはある時しれっと似たものが出て後悔するかもしれない⋯そんなことになるくらいなら勇気を出すか〜!と決心し、自分たちのブランドづくり、商品づくりがスタートしました。

kittoi誕生の瞬間⋯

今まさに制作真っ只中なのですが、なにせ夫婦揃ってアパレル製品どころかプロダクト制作はドのつく素人でして⋯その道のプロフェッショナルな方々に手助けしていただいてやっとこさ進んでいます。
まじで知らんすぎてとりあえず「服 オリジナル 製品化」でググりました。(あんまり為にはならなかった)

勇気出してスタートしたと言ってもやっぱり夫婦揃ってビビリなので最初は少ない在庫数でやっていく予定です!
そのため一着の単価もややお高めです。(すんません😹)
しばらくは赤字運営だなワハハと笑っています。

kittoiの想いが詰め込まれた割烹着がたくさんの人に届いてほしいです。

これは一つの夢なのですが、「みんなにいいもの」がユニセックスアイテムのように当たり前のような存在になってほしいなと思っています。
ユニバーサルデザインやインクルーシブデザインと言われるとそうなのかもしれませんが、もっとかしこまらない、当たり前に取り入れられている自然な価値観にまで浸透してくれたら最高にハッピーハッピー!だろうなと思います。
ほんまのほんまに、こんなんなんぼあってもいいですからね案件ですので!


今回の記事、夫「僕が文章書くと固くなってまうから書いて〜🥺💦」とのことで私が書かせてもらいました。
夫の記事が読みたいよう、というファンの方はお気軽にDM・コメント下さい。

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