
露出狂の詩(うた)
今回はおだやかにはじめる
エー。ちょっときまりの悪い話をしますが、むかし、ハタチそこそこの時分に露出狂の女性と知り合って、意見交換をしていた時期がありやすね。付き合ったとかではなくて、たまにお茶しに行って、意見交換をしていた。
もともとはmixiの変態サークルみたいなところで知り合った女性で、サブカル、アングラ方面の興味・関心に共通するところがあり、それでお近づきになったんでした。オレより10歳ちょっと年上だったんですが、でも今のオレに比べたらだいぶ若いな。子どもだな。
ま、ともかくハタチそこそこのディンゴにとって、働いてるお姉さんから色んなお話を聞いたり、逆にいろんなお話を聞いてもらったりするのは貴重な機会で、何よりの人生勉強だったかもしれませんネ。いや、でも現実的には数回しか会ってない気もする。当時はLINEもなかったんでねえ、なんかPC、ガラケー両方からやたら長文メールの送り合いをやっておりましたですね。
…そういえばその方、たまに会うとなると先方都合で有楽町で。あの町は何をするにもカネが要るようにできててねえ、貧乏学生のディンゴに冷たかったんですよ。いや、映画館ばっかですし、好きな町ではあるんですけどね。とにかく、彼女に会うときはカネ勘定して嘆息しながら出かけていたのを、なにか非常によく覚えております。まったく貧乏人はしょうがねえな、ガッハッハ(※ディンゴは現在もなお超絶貧乏人であり、日々のたゆまぬ努力で貧乏を継続しています)
で、まあその露出狂のお姉さんが言っていたことで忘れられない一言があって、それというのは「私、台風で大雨が降ると、ソワソワしちゃってしょうがないの」と仰ってたんですな。曰く、ハダカで飛び出して、雨風の激しさにカラダ中をうたれてみたくなるんだそうで。その言い方になんか、えらい詩情を感じたのを思い出しましたですね。当時は感心してしまいました。だいぶ頭のいい性欲だなあと思って。
やはり性器のこすり合い以上の何かを求める人は、そのマインドの立脚点からして並ではない。…まあホントウは具体的な露出プレイのご経験もいろいろ聞いたんですが、冷静に考えたら書ける話が全然なかった。イリーガルすぎる。勝手に話し始めておいてナンですが、ま、この程度でお許しください。ブワブワ