高校2年

高校2年になって、クラス替えがあった。
息子の高校は内部進学組と外部進学組に分かれる。
文系理系の調整はクラスで分けるのでははく、選択授業で調整をする形だった。大学への推薦の条件や序列に学力テストは無い。
序列を決めるのは学校の成績と部活や出欠席、課外活動、資格等のポイントと卒論成績。
また、推薦基準の最大のネックは英検であった。
ざっくりわかりやすく言うと、推薦に必要な英語の平均評定が5段階中4。
足りない場合、英検2級を所持していれば評定は3でも良い。
評定3で英検準2級しか所持していないの場合、12月の特別認定テストを受けてパスすれば推薦権を獲得できる。
今は英検もS−CBTがあり、以前より受検しやすくなったと思うが、
成績が微妙な場合、高校2年で取得しないと高校3年で襲いかかる卒論に対応するのが難しくなる。大学附属であるが故、部活も高校3年まで続く。

いやぁ、思い出すと泣けてくる。息子の場合本当にしんどかったですね。
英検5級、4級→中1。3級→中2 で取得。
3級を取った後、本人が嫌がって一旦停止。
準2級を高1の6月に取得(1回落ちた)
その後、本人が嫌がって一旦中止。
高2の3月から英検2級を受け始めました。

3月S−CBT(100点不足で1次不合格)
6月従来型(普通に撃沈)
8月S−CBT(普通に撃沈)
10月従来型(惜しい10点不足で1次不合格)
11月S−CBT(普通に撃沈)
1月従来型(ギリギリスコアで1次合格)→2次もギリギリ合格
2月S−CBT(普通に撃沈)

5連敗です。5連敗。先輩には13連敗という強者もいるとか聞いてはいましたが、恐ろしかったです。
3月から週1回1時間の個別でライティングを見てもらい(月12,000円)藁をもつかむ冬休みには映像授業のパッケージ(19,800円)を。
検定料と合わせて20万程かかりました。
学費は別にクールな顔で引き落とされます。
ただ、2級を取得できれば成績面はだいぶ安心できます。
なんて言ったって、英検2級が取得できずに3年の12月に大学推薦が取れませんでした!卒業しますか?留年しますか?の選択を迫られて留年を選択した1学年上の先輩が十数人。息子と同じ学年に降りてきました。
学校のパンフレットに書かれている「希望者の99%が内部進学で大学に行けます」とは卒業生に対しての99%ですからね。
選択留年生は含まれていないのです。

ただ、選択留年をした場合、その後1年(高3の冬までに)で英検2級を取得して成績が取れていれば大学推薦はしてもらえます。
これは直系附属ならではのシステムで、系属の高校の場合は留年した場合は推薦権も無くなってしまうようです。
3年の12月に1浪して外部受検か、1留して内部進学かの選択を迫られたらたいていは留年を選択しますよね。

高校2年を振り返ると、母的には英検に支配されていたような気がします。
さすがに高3まで引っ張ると部活を辞める辞めないの話をしなくてはならないので。実際のところ、部活は英検勉強のため1ヶ月ほど休みました。
その間、英検対策に全力を注いだかというとそんな事もなく、クラスの友達と遊んだり新しい友達を作ったり母の心配とは裏腹に本人は楽しそうな生活を送っておりましたね。

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