見出し画像

くまのプーさん完全版 最終章のお話

くまのプーさん完全版DVDをレンタルしました。
子どもに見せるつもりで借りてきましたが、大人がハマりました

プーさん、かわいい!!!

こちらの完全版は3つのお話が入っています。

・プーさんとはちみつ
プーさんと大あらし
プーさんとティガー

おまけのお話(イーヨーの誕生日)、くまのプーの歌、制作秘話、ゲームも巻末にありました。

絵本を読んでいるかのようなストーリー展開。

歌も思わず口ずさみたくなる歌詞とリズムで、ユーモアたっぷり。
子どもたちも思わず歌って踊っていました。

キャラクターそれぞれの繊細で作り込まれた動き・・・ディズニーの細部へのこだわりに感動します。

最終章:クリストファーロビンとプーさんたちのお別れ


くすくす笑って見ていましたが、最終章は、大人がほろりとする展開が待っています。

それは、クリストファーロビンが学校に行くために、いままでのようにプーさんたちと100エーカーの森で遊べなくなると、プーさんに告げるシーンです。

いつまでもこどもではいられないのよね。

誰しもがみんな、子どもだった。
100エーカーの森で楽しくなにもしないことをする日を過ごしていたのに、いつかそれでは許されなくなる日が来る。

だから、プーさんだけは、ずっとここで何もしないで思うように過ごしていてね。と、クリストファーロビンはプーさんにお願いするのです。

以下、最終章のセリフです。映画史に残る名言だと思うので記します。

最終章(最後のチャプター)の会話抜粋

ナレーター:さて、この物語ももうすぐおしまい。森のいつもの秘密の場所にやってきた、クリストファーロビンとプーに、さよならを言わなければなりません。

プーさん:さよなら?やだよ、1ページに戻って初めからやりなおそう。

ナレーター:それはできないな。どんなお話にも必ず終わりがあるんだよ。

プーさん:残念だな。

ナレーター:そう、ついにその日になりました。
クリストファーロビンが学校に行く時がきたのです。
どうして行くのか、どんなところに行くのか、森のみんなにはわかりませんでしたが、どうやら、掛け算というもののやりかたや、ABCというものの使い方や"ブラジル"という場所を教えてくれるようでした。

クリストファーロビン:ねえ、プー。

プーさん:なあに?

クリストファーロビン:世界で1番好きなことはなあに?

プーさん:ふふ、僕が好きなのは、きみんちに遊びに行って、きみが「はちみつはどうだい?」って言うことさ、ふふふ。

クリストファーロビン:それもいいね。でも1番好きなのは、なんにもしないことだよ。

プーさん:なんにもしないってどうやるの?

クリストファーロビン:そうだなあ…。大人に「なにするの?」って聞かれたら、「なんにも」って答えてね、そのまま外に行けばいいんだ。

プーさん:楽しそう。一緒にやろうよ。

クリストファーロビン:だけど僕、もうなんにもしないってことできないんだ。

プーさん:ずっとできないの?

クリストファーロビン:うん..たぶんね。ねえプー、僕がいなくなってもここにきて、なんにもしないってことをしてくれる?

プーさん:ぼくだけ?ひとりで?

クリストファーロビン:そうだよ。それからね、僕のことを忘れないって約束して。

プーさん:もちろん忘れないよ。約束する。

クリストファーロビン:僕が100歳になっても?

プーさん:そのとき、ぼくはいくつ?

クリストファーロビン:99歳だよ、ふふ、プーのおばかさん。

ナレーター:さあ、みなさんもわかったでしょう。
これから先、何が起こっても、森のあの秘密の場所で、一匹の小さなくまが、いつも待っていてくれるってことが。


子どもの時、好きなだけ空想の世界で遊んで楽しかった思い出は、成長するにつれて遠い記憶の彼方にしまいこまれます。

でも、たしかにそれは存在していた世界。
行こうと思えばいつだって、私たちはまたその世界に遊びにいくことができる。

そこにプーさんが、私たちが昔いっしょに遊んだぬいぐるみたちが居てくれると思うと、切ないけどどこか安心する気持ちになります。

また、プーさんに会いたい。

ハニーハント、乗りに行こう。

いいなと思ったら応援しよう!