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2024年(第74回)税理士試験について考察してみる(財務諸表論 理論編②)
こんにちは
🦊です。
今回は「理論編②」です。
前回は「理論編①」で基礎的な事項に触れております。
(理論編①はこちらから)
また、「計算編」もありますので、良ければご参照ください。
(計算編はこちらから)
今回は受験生がとても気になる「理論の出題予想」について記載してみます。
第1章:試験委員ってご存じですか?
「試験委員」とは税理士試験を作成する担当です。
大学の教授(通称:学者サン)や、税理士(通称:実務家)等が該当しまして、彼らが税理士試験の問題を作成しております。
試験委員は誰なのか?
「税理士試験 試験委員」で検索すると色々出てきますよね…
例えば…
このあたりとか見やすいかと思います。
(会計人コースより)
![](https://assets.st-note.com/img/1716645512014-TjCoIP4u8O.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1716645556031-6TntsIBWz9.png)
誰が何を担当しているのか?
結論から書きます。
「分かりません…」
なので、おそらくこの人がこの科目(税目)を担当されているのかな…と予想します。
大半の予備校はこの方式で特に理論の予想をしているはずです。
そして、こんな感じで理論ランキング(出題予想)なるものを発表しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1716645807656-lJqZ04BO8s.png?width=1200)
まとめ
試験委員がだれかは分かる。
ただし、誰がどの科目(税目)を担当しているかは分からない。
第2章:過去問は実施した方が良いか
ネット上や予備校で「過去問をやる意味」について話が出ていると思います。
過去問(=過去に出題された税理士試験の本試験問題)については、🦊は実施することに「意味がある。」と思っています。
過去問については「こちら」でご確認できます。
実施する意味
①本試験のレベルがどのくらいか想定しやすい。
②同じような論点であれば、同じような問題も出ている。
「当たり前でしょ」って言われるかもですが、目の前に出されたものをやるのが勉強ではないです…
他の士業の試験もそうかもしれませんが、まずは「ゴール」を確認してください。
「ゴール」とは
ここまでやれば合格できる、という目安です。
理論で言うなら…
「このレベルまで覚えられば合格できる」というラインでしょうか。
よって、まずは「①本試験のレベルがどのくらいか想定」することがとても大事です。
そして「②同じような論点であれば、同じような問題も出ている。」という点ですが、同じような論述や同じ穴埋めが過去に散見されています。
↓ 令和元年(第69回)本試験
![](https://assets.st-note.com/img/1717002682514-6seEJe8I3e.png?width=1200)
↓ 第73回(令和5年度)本試験
![](https://assets.st-note.com/img/1717002787787-322yIXDuMv.png?width=1200)
そして、こんな感じ ↓ で同じこと聞いてきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1717002856559-Gk9lUZ5vXD.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717002920808-pLskuaFcPg.png?width=1200)
以上からも過去問は可能な限り、目を通しておいた方が良いと思います。
WEB検索するとたくさん出てきますので、ぜひお手元で確認してみてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1717003029844-yUW3lHk05e.png?width=1200)
第3章 出題分析について
さて、いよいよ本題の出題分析について記載します。
🦊は本試験の理論問題は以下の観点で予想しております。
その1:周期はアテになるのか
周期とは、「●●という論点はそろそろ出る」という予備校的な切り口です。
例えば、「資産除去債務」は2年に1回くらい出ているから、第74回(2024年)の本試験には出題される可能性が高い、というような感じです。
計算編で記載しましたが、製造業がこれに該当していると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1717003779596-Efpb0e2Ums.png?width=1200)
では、理論は?
🦊の結論は「周期は必ずしもアテにならない」と考えています。
例えば…
この5年分を意図的に以下のようにまとめてみました。
#かなり悪意ある表記ですが
![](https://assets.st-note.com/img/1717003749567-GK7AQmoize.png)
これ見てどう思いますか?
「概フレ出過ぎ!」ですよね💦
では、第73回本試験の際に、各予備校はどのように出題予想をしていたと思いますか?
実は…
こんな感じなんです…
↓
![](https://assets.st-note.com/img/1717004132145-rMBMxQNijz.png?width=1200)
各予備校を①~⑥としましたが、6校中の3校が出題を想定しておりました。
さすがに周期だけで分析したら5年連続で出る、というのは想定しづらいと思います…
#気持ちはとってもよく分かる
と、いうことで「周期」はあまりアテにならないと思います。
実際、🦊も受験生時代に3年連続である論点が本試験に出題されました。
3年目はさすがに出題はない、と各予備校は想定していました。
それに対して、🦊の判断は「今年も出る」でした。
で、実際に本試験に出題されました。
この時に出題予想は「周期ではない」と考えることができた良い経験をしております。
#この年に合格もできたので3年かけて受かりました …
では、どのように分析したのでしょうか?
それを次に記載したいと思います。
その2:試験委員の特性
🦊は理論の出題予想は「試験委員の特性」が出る、と考えております。
例えば、さっきの各予備校の第73回本試験の予想は以下の結果となりました💦
緑色が出題された論点です。
![](https://assets.st-note.com/img/1717005194652-EkVUPHWbpc.png?width=1200)
棚卸資産は全予備校が泣き
#キツネも泣く
金融基準も大半の予備校が泣き
#キツネも泣く
①の予備校が2/5で4割のヒット率でした。
周期だけで見れば、「そろそろここ出るよね~」という気持ちも分からなくはないんですが、、、
そもそも試験委員が持ちネタがないのに、問題を作問できるはずもなく…
なので、試験委員の特性が出題予想をする際には重要かと考えております。
では、試験委員の特性とはどのように把握するのでしょうか。
そして、第74回本試験の出題予想はどうなのでしょうか。
それを次回の「理論③」で記載してみようと思います。
#無理にのばしたのではなく
#ガチで次回の文章を手元で作成していないんですw
#講義では理論予想は配布済ですが
では、次の「理論③」をお待ちください。
第3章 その他
以下で税理士試験の財務諸表論について、情報発信をしております。
お役に立てれば何よりです。
ぜひご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1716795518429-YUnPo5S8gG.png?width=1200)
税理士試験の財務諸表論についての情報発信をしております。
ぜひ見てやってください。
![](https://assets.st-note.com/img/1716795518472-7YZ2AHT1LY.png?width=1200)
Youtubeで理論の音声を作っています。
原文そのまま
重要論点に絞り込み
という感じで作ってます。
ひたすら聞き流してください。