RMKのトップアーティストにメイクレッスンを受けた話③
前回の記事はこちら。
いよいよ使うアイテムが決まり、メイクが始まります。
アイテムから、今日のメイクのコンセプトは「甘めで大人っぽい感じ」なんだろうな、と大抵の予想はついていましたが。
プロの技がすごすぎて、予想の10000倍を上回りました…!
スキンケア→ベースメイク→アイメイク→リップ→アイブロウ…と進んでいきます。
ここからは、教えてもらって感動したポイントを箇条書きで書いていきます!
メイクの手順を時系列でつらつら書くより、箇条書きのほうがわかりやすいし、皆さんも取り入れやすいかなと思うので。
スキンケア
・ベースメイクの前に肌の温度を下げる
化粧水と乳液が一本になった水溶性のものを使い、保湿とともに肌の温度を下げていました。崩れにくくするためです。
・メイク前でもクリームを薄く塗る
メイクの前ってクリームを避けがちだと思うのですが…。
量は少量で(人差し指の第一関節の半分以下)薄く伸ばしていました。保湿の蓋の役割。
・工程ごとに時間を置かない
わかりますかね?化粧水塗ったら肌になじむまで時間をおいて〜…みたいなよくあるやつ!それがないんです。本当に衝撃でした…!!
時間をおかなくても、肌の中に水分がしっかり入っているので、次の工程に移れていました。
これはアイテム同士の相性の良さと、アーティストの技術が大きいと思いました。
ベースメイク
・ファンデーションはざっくり塗り広げ、優しくタッピング
ファンデーションの量はワンプッシュないくらい。
手のひらの親指の下の膨らみに出し、人差し指、中指に薄くとります。
頬の一番カバーしたい部分にざっくり塗り広げ、手のひらの平たい部分で優しくタッピングをしてなじませます。
びっくりしたのが、ファンデを伸ばすのが結構ざっくりなんですよ…。そしてすごく手早い。
メイクレッスンを受けたあと、この塗り方に変えたらすごく綺麗に仕上がるようになりました。ツールを使わないし手軽で早く塗れるからいいことしかない。全人類やったほうがいい。
バズリまくってるフローレスカバレッジを試したのですが、やっぱり本当に良いですね。
このファンデは顔料を使わず、「肌色に見えるパール」(???)を使っているそう。(素人のうろ覚えなので、詳しい方解説してください…)
なにその「東大生のギャル」みたいな単語。東大生はギャルじゃないし、パールは白色でしょ…と思考が宇宙に飛んでしまいました。
その処方のおかげで、カバー力がありながら重たくならず、ツヤ仕上がりが実現します。
そして、タッピングをすることでファンデがシール化し、肌から動かなくなるそう。
確かに、仕上げたあとは、肌を指でこすってみてもファンデがよれる感じが一切ない!これはすごい!
・目から鱗!クマの消し方
ハイライトが一番衝撃的でした!
私は皮膚が薄く、当然青グマもひどいので、普段はオレンジ系のコンシーラーを塗ってカバーをしているのですが、どうにも重たくなる…。
それを一瞬で解決したのがコレ!!
とても有名な製品で、これが良いことは十分承知だったのですが、すごかったのは塗り方です。
クマに塗らないんです。
天の声「…え?今なんて?クマをカバーしたいんだよね?」
そうです。クマをカバーするのに、クマに塗らないんです。
どこに塗るかというと、ハイライトを入れるCゾーン!
肝心のクマの部分は、塗ったコンシーラーをタッピングでなじませながら、指についたほんの少量を「とんとん」とするだけ。
私はわりと遠心顔なので、普段はCゾーンにはハイライトを入れません。(頬の高い位置の内側に入れて求心効果を狙います)
なので内心「そ、そんなことをしたら!顔がさらに離れてしまいます!!!プロ、プロ〜!!」と叫んでいたのですが、仕上がりを見てびっくり。
……あれ、クマ消えてる…
なんで?クマに塗っていないのに?クマがいない?そしたらクマはどこへ?
混乱している私にアーティストが一言。
「これね、トリックアートと同じなんですよ〜」
トリックアートって顔に描けるんだ。
あとハイライトは鼻根にも広く塗っていました。明るさを足して、高さを出すやり方です。
これはウォン・ジョンヨ先生のメイク動画で学んでいたので「進研ゼミで見たやつだ…」状態になりました。
・世界で一番可愛い粉、登場
不思議なことに、チークは色選びをされなかったんですよ。RMKってチークの色も豊富だし、代表アイテムなのに。
アーティストの中であったんでしょうね、「この人にはこれだ」っていう確信が…。
私にとって、運命の粉に出会いました。
パッと見ると、ただの白。
でも光にあてると、大量のピンクの偏光パールがツヤツヤ…と上品に光る。
今まで、色んなデパコスの色んな高い粉見てきたし買ってきたけど(用途が違うけど、SUQQUのリタッチプレストパウダー大好き♡)
今まで見た粉の中で、断トツで一番きれいでした。
これバズってないの不思議すぎる。(私が知らないだけ?)
Cゾーンから頬の高い位置にかけてこれを乗せます。
頬の赤みも気にならないし、顔を動かしたときに光るピンクのツヤが、なんともかわいい…。
肌がピンクのオーラをまとってツヤツヤで、自分で言うのもアレだけど「少女漫画のヒロインっぽい顔」「かわいい系ケーポドル顔」になれます。
アーティストも「可愛い雰囲気の方には提案してる」って言ってた。甘め好きな人は絶対買って。
アイメイク
・一気に垢抜けるアイシャドウのなじませ方
最近の流行りは「まぶたの真ん中を薄く塗る」ことだそう。これは最近よく見かけるから納得でした。
そして、可愛い雰囲気にしたいなら真ん中を濃く塗るのもアリだと。その日のなりたい顔次第だよね。
私が目から鱗だったのが「簡単なのに、ひと手間でプロ級の仕上がりになる方法」!
ベージュ系の明るいアイシャドウを筆に取って、まぶたの真ん中に置き、ぐっとアイホールに筆を押し込みます。
そして、ふわっと力を抜きながら、アイシャドウをぼかすように左右に筆を動かすだけ。
これだけ。たったこれだけで、塗ったアイシャドウがなじみ、ほんのりツヤが増し、プロっぽい仕上がりに…!
いわゆるブレンディングの工程なのですが、ブレンディングブラシでぼかすより簡単だし、アイシャドウを重ねるからかツヤが増して綺麗だし、教えてもらってからこのやり方に即変えました。
明るいベージュ系のシャドウなら、手持ちのものですぐできると思うので、みなさんもぜひ。
マスカラもやってもらって、学んだことたくさんあるけど、プロが成せる技すぎて、私の手では真似するのはなかなか難しかった〜!
今までで一番「まつげが多く」なった!
ボリュームタイプを使ってないのに、量が増えたのがすごすぎる。
「ボリュームタイプを使うときはこの塗り方はしない」って言ってた。(量が増えすぎるから)かっこいい〜!!!
リップ・アイブロウ
・眉マスカラはとにかく優しく
眉マスカラを塗ってもらって思ったのが、「私、強く塗りすぎ…?」ということ。
本当〜〜〜にタッチが軽い!ティッシュオフもして、タッチも軽くて、本当に色付いてる?って心配になるけど、ちゃんと明るくなる。
そして、普段よりもしっかり毛流れを感じる。今っぽくて垢抜ける。
私は普段、液をつけすぎて、一本一本が重たくなってたんだな。そのことで垢抜け感がイマイチなかった。
あとは、当たり前だけど毛流れをマスカラで作ること。斜め上に向かって塗ると、眉毛同士が重ならずに上を向いて、きれいな毛流れを作れます。
アイブロウは塗り方を知って、即垢抜けました。眉毛って顔の印象を大きく左右するから、本当に大事。
・リップで完成する世界観
リップは先に試してもらっていたので発色はわかっていたのですが、他のパーツを仕上げてからだと感じが全く違います。
それまでひたすら「可愛い」雰囲気だったのが、青み・くすみの強いリップを塗った途端「大人」に…!
ああ、色って大切だなあ…。
私は明るく澄んだ色が得意だから、くすみカラーはパーソナルカラーの観点からは苦手な色だけど、顔映りだけが全てじゃない。
色が表現できる世界観。魅せたいイメージ。
多少顔映りが悪くなっても、それを優先することのほうが大事なときもある。
イメージコンサルをやってる人が、この視点を忘れずに理解することってとても重要だなと思いました。
似合うものや顔映りは確かに大事だけど、その世界が全てじゃないし、それ以外の選択肢を捨てちゃダメだよね。
メイクの工程がだいたい終了!
次回は今回書けなかった部分のメイクのお話と、お買い上げ編です。
提案されたもの全部欲しくなっちゃったけど、そしたら明日から当分、もやし食べて生活することになる…。
どうする私!