RMKのトップアーティストにメイクレッスンを受けた話②
前回のあらすじ
イメコン沼にハマり、資格を取得しアナリストとして活動をし始めた私は、「似合わせ理論のその先」を見つけるべく、青山の地に足を踏み入れた…。
高貴なオーラ漂うトップアーティスト!!
緊張で震える、平たい顔族代表の私…!
第一線で活躍するプロは、一体何を提案する??
前回の記事はこちらから。
アイテム選び ベースメイク編
緊張する私をよそに、アーティストは希望を聞きながら、ぽんぽんと使うアイテムを決めていきます。
アイテム選びが本当に早くて驚きました。
きっと一瞬でメイクのイメージが出来ているんだろうなと思い、信頼感がさらに上がります。
敏感肌で赤ら顔、ベースメイクの仕上がりに満足しない…
という私に、
「ツヤアイテムを使ってるはずなのに、マットになったりするよね」
「粉を使ってないのに、表面が粉っぽくなるでしょ」
とアーティストのお言葉。
え…なんでわかるの?
今すっぴんなのに???新手の透視法??
思わず「えー!なんでわかるんですか!」と。
アーティストいわく、皮膚が薄いとこうなりやすいんだとか。
(水分が蒸発しやすいからかな)
ベースメイクは、全体で粉の量を調節することが要となります。
ここでいう「粉の量」とは、パウダーやチークのような「粉製品」はもちろんですが、リキッド製品に含まれている粉体のことも指します。
つまり、リキッド製品に含まれている粉体の量も考慮して、重ねるアイテムを選びましょうねということ。
難しい〜〜〜〜!!!!!!さすがプロ〜〜〜〜!!!
この時点で私はワクワクが最高値に。
プロが身を投じて長年の経験で得た知識や手法を、一瞬で理解しようなんておこがましい話。
使いこなせそうになくて、当たり前です。
少しでも実生活に活用できそうなものがあればラッキー!というのが私の考えなので、むしろこの感じこそテンションが上がる!
(あと、難しい〜と思ったけど、提案されたRMKのベース製品をそのまま買えば一瞬で叶うので別に難しくないです)
そして次に色選び。手の甲を顔の横に置き、色味をチェックします。
「顔の赤みを抑えたければイエロー系で、白っぽく仕上げたいならピンク系」
とアドバイスを受けます。
イエロー系のファンデを使えば、コントロールカラーを使わなくても頬の赤みは十分抑えられるのだとか…!
しかし私は、イエロー系のファンデを使ったとき、時間の経過とともに黄ぐすみが気になることが多く、ピンク系でお願いしました。
「こればっかりは本当に好みなんですよね〜」と言われ、首がもげるほど頷く私(笑)
明るさの希望も細かく聞いてくれ、明るすぎない自然な仕上がりを希望。
ここまでの所要時間はほんの少し。
ベースメイクで使うアイテムが一瞬で決まりました。
アイテム選び ポイントメイク編
そして次に、いよいよポイントメイクのアイテム選びです。
「クールって感じでは絶対にないよね…」と、アイシャドウの色味を手の甲に出して見せてくれます。
提案してくださったカラーは、この3色。
・01 シマリングムーンライズ 穏やかで明るいベージュ
・03 ピンクサファイヤ 穏やかで少しくすみかったピンク
・19 メタリックアイリス くすみの強いモーブカラー
甘い〜〜!!フェミニン〜〜!!!
PCでいうと、01はスプリング、03はサマーかスプリング、19はブルベにという感じの色。
ただイエベ・ブルベというよりも、「ほわんと甘い組み合わせ」という印象が強く、今日は可愛い仕上がりでいくのね…!と方向性をしっかりと感じました。
そして次にリップ選び。
「どっちも似合うと思うけど〜」と出してくれた二色がこちら。
・02 ウォームバタースコッチ 明るく穏やかな黄みを含んだローズ
・07 デューイーライラック とても青みの強いくすみピンク
これは、目から鱗の提案でした…。
RMKにはコンフォートエアリーシャインという、明るめカラーの揃ったツヤ仕上がりのリップスティックがあり、てっきりその中のどれかを勧められるのかなと思っていたので…。
(理論上はそちらの方が似合うので)
勧められた二色はかなり大人っぽい色。
二色ともくすみがあり、顔映りを優先するなら選ばないだろう色。
甘さを残しつつ、こなれ感は出すには、こういう選び方をするんだなあ…。
プロの提案に脱帽しっぱなしでした。
とくに面白かったのが、07の青みの強いくすみピンク。
手の甲に出した色だと、完全に紫!(笑)
ところが唇に乗せてみるとびっくり。
意外といける…?
しっかりピンクに発色します。けどくすみが強くて、オシャレ感。
普段は顔映りを気にして青みの強い色は避けているので、新しい発見がありました。感動したので07をセレクト。
その他のアイテム選びは、印象的だったものを。
マスカラの色選びで、ブラウンかブラックかを聞かれます。
(普段は抜け感を出すために、絶対ブラウンマスカラ派)
「コートで重たい色を着るなら、ブラックだと顔が負けないよ」と提案が。
た、たしかに…!!
イメコンの基礎・基本は、「顔の雰囲気に合わせること」です。
なぜなら、それが垢抜けのショートカット理論だから。
診断はまず基本を伝えるので、私のような柔らかい顔立ちの人には「メイクもふんわり柔らかく、マスカラもブラウンで」とアドバイスします。
そのとき、コートの重たい色に顔が負けるという視点は一旦置いておきます。
でも、基礎・基本を知ったあとは、その視点を置いておいたままにするのはもったいないな、とハッとしました。
ショートカットの理論を伝え続けるからこそ、絶対に忘れるべきじゃないな…!
こうしてアイテム選びが終わり、次はいよいよメイクに入っていきます。
コンセプトは「ほわんと甘い、けど大人のこなれ感」。
次回、第一線で活躍するアーティストのテクニックがビシバシ炸裂!!!
圧倒される私!!!
果たして私は、限られた時間でプロの技を盗むことができるのか…?!
次回へ続く。
長すぎ?引っ張りすぎ?
でもひと記事に3000字以上はさすがに長いよね…。(というか私の眠気が限界)
もうしばらくお付き合いください。