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仮初めの姿

入鹿魚の神様から依代の面を授かった三狐は
カラダを借りてうつしみと成ることが叶うのですが
三狐の魂と共鳴シンクロできるカラダの持ち主は稀でした
そんな2023年の夏、三狐はようやくその姿を現しました

神楽町・敦賀市役所にて

その日の終わりに三狐は
タキも依り代の面を授かります様に。と神様にお願いをしました

それは淋しさや後ろめたさからでなく
今自分たちを護る玉が、いつ壊れてしまうかわからない
と神様から告げられたからでした
玉が壊れる それは
魂と傷ついた体を玉に封じた幽身にとっては
あの世に還ることに他なりません

そして「淡き翡翠の髪色は白蛟(みずち)の玉の如し…」と荼吉尼様が称したタキの依代の面が入鹿魚イルカの神様から届けられたのでした。

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三狐とタキ
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