やめろぼくはにんげんなんだぞ
どうも。
人間社会というのはどうしてこうも残酷なのか。
今までの記事を読んでいる人にはわかると思うんですが、ハッキリ申し上げると僕は俗に言うメンヘラなんですよね。社会不適合者ってやつです。
ついこの間までは自覚症状のみだったんですが、満を持して病院に行ってみるとPTSDなる精神疾患と診断されました。これで専門家お墨付きってやつです。やったね。
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。 震災などの自然災害、火事、事故、暴力や犯罪被害などが原因になるといわれています。
それでも世界は回っていくんだね
心身に異常をきたすほどのトラウマを心にぶっ刺しながら生きている僕なんですが、辛い辛いといっておうちに籠ってるわけにもいかないんですねこれが。
別に隠すつもりもなかったんですけど、大学で演劇を学んでいる身なんですよ。やっぱり大学にはいかなきゃならん。楽しいんだけどね。
生きてて辛いと感じるポイントをご説明したいと思います。
朝起きて、体の中の約37兆2000億個の細胞どもを起動して、まずベッドからでなくちゃいけないところ。でも約37兆2000億個の細胞どもの中の一部は寝ている間にもせっせこ働いているらしい。働く細胞だね。人は眠ると夢をみるのだ。
ふと気が付くと
僕はとある部屋の一室にあるベッドに腰を掛けていた。よく知っている部屋だった。君はよくうちに来るからとサプライズで買ってくれたマグカップには、昨夜淹れてすでに死人のように冷たくなってしまった紅茶があって。
あなたがいた。
「やっと起きた。帰りの電車は何時になるの?」
声が出せなくて、僕は首を傾げた。
「そっか、じゃあもうちょっとここにいれるね。」
そう言って君が後ろを向いた刹那。僕は君に向かってティースプーンを突き立てた。
細くて先が丸かったが、力いっぱい刺せば、凶器なんてすべて同じだ。
笑っていたんだ。君は憎たらしいほどに口角を上げて、すべてを受け入れるような顔をしていて。
僕はそれにどうしようもなくムカついて。
なんども
なんども
なんども
我に返り、顔の原型をとどめていないことに気付く。君は笑うときに、人より肩を上下させる癖があって、綺麗な首から下の肩はまるで「おかしいね」と愉しく笑う君の様で。
目覚めると
目が開かない。目は覚めているはずなのに、正しくは瞼が開かないのだった。今日はひどい日だったんだなと肺に酸素を目いっぱい取り入れる。
というのも、悪夢は毎日のように見るから、起きてからも冷静になっている自分がいる。それでも体は正直なもんで、涙が乾いて目が開かなくなっているだけではなく、体は冷や汗なのか寝汗なのかを大量にびっしょりかいていた。
目は時間がたつと汗でふやけて開いてくる。そうすると僕はベッドから這い出て、冷蔵庫の中に入っている大きいペットボトルの烏龍茶をそのまま二口飲む。体の管の中を冷たいお茶が流れていくのがわかる。これはちょっと好きだったりする。
そして気分を紛らわすためにタバコを一本吸ってから、さてなにをしようかと思考する。
寝れるならいいじゃないかと言われがちな僕だが、寝れるのも寝れるでなかなか辛いこともあんだぞコラと言ってやりたい。
口元に運んだタバコの先から立ちのぼる煙を目で追いながら、どこか退廃的な気持ちになる。センチメンタルとはまた違うと思う。
ジュ、と灰皿代わりのチューハイの空き缶にハイライトを押し付けて、三限って何時からだっけなぁとか考えて、ようやく朝を迎えたような気持ちになるのであった。
おわりに
今でも夢にトラウマの原因が出てくるってことは、その人はまだ僕の中で生きていて、僕は前には進めてないってことなのかなと思います。僕はあの人に捨てられた。僕の前から忽然と消息を絶ったあの日から、僕の人生はそこで止まってしまっていて。あの人は、一人の人間としてまっとうに人生を送っていくんだな。人並みに新しい人と出会って、恋愛して、子供もつくって、孫に囲まれながら幸せに死んでいくんだと思うと、憤りと共に僕とあの人とは根本的に違っていてこうなるべくしてこうなったのだなという諦めも少しだけあって。
このnoteも、テスト期間中の掃除のようなものです、眠って夢を見ることを先延ばしにするためのnote執筆をどうか許してくださいね。
それでは、また、こんど!