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必要なのは文章力よりも「思考力」 ~ライティング講座をオンライン受講しました(2/2)~

6月から3ヶ月間受講した「あなたのライターキャリア講座」

この講座に決めるまでの経緯はこちら

10回の講座で学んだことをそのままアウトプットしたいところですが、詳細は、私のノートに留めておくことにして、、私が講座を選ぶポイントとしていた3点に沿って、結果を検証してみます。

1)文章を体系的に学べる(仕組みから学びたいタイプ)
2)自宅で学べる(仕事の都合 & 時期的に外出を増やすのはちょっと…)
3)金額が妥当(回数と内容を吟味したい)

1)文章を体系的に学べる

我流で文章を書いていた私には、これが何より重要なポイントでした。
10回の講座を通して学んだのは「LOPREQ」というライティングに必要な基礎思考力。(この講座の独自理論だそうです)

LOGIC:論理構造(筋の通った説明)
PLOT:文章の型(伝える順番)
REACTION:反応の技術(読者の感情の動き)
QUENTION:問いの技術(疑問を予測する)

この4つを軸に、論理の組み立て方、記事の目的とそれに対応する読者の反応、疑問の解消などを学びました。何よりありがたいのが、その基礎が「あるべき論」として提示されるのではなく、プロセスを丁寧に分解して、作業ベースに落とし込まれていることです。
どのように組み立てれば良いのかという手順・手法をインプットできたので、その日学んだことを、その日のうちに実践できました。

とはいえ、受講中の課題に取り組んで、痛感したことがあります。

「勉強して、頭ではわかっているのに、全然文章に反映できない!!」

基本的に文章を書く時は一人です。
ライターさんなら、そのままクライアントに渡すことになるでしょうし、私の場合は書いた文章をすぐ表に出すことになります。

だからこそ、書くことと同じくらい、自分で見直して修正するスキルを身につけることが重要だと学びました。その時にも、この「LOPREQ」を通して学んだ手法に従って見直すと、修正の道筋が見えてきます。
もちろん、手法を知ったからすぐにできるわけではありません。ただ、この道筋に沿って経験を積んでいけば、少しずつでも確実に進化できるだろうなという自信が生まれました。


2)自宅で学べる

首都圏とはいえ都内へのアクセスがあまり良くない我が家。
在宅を中心に不規則なペースで仕事をしている私には、自宅で受講できることは大事な条件でした。もちろん、なるべく外出を減らしたいという今年ならではの事情もありました。

とはいえ、通信講座では最後まで学びきれるという自信がありません。
(よみがえる、白紙の「進研ゼミ こどもちゃれんじ」の記憶……)
決まった日時に、必ず学ぶという動機付けが必要だと考えて対面でできる講座を選びましたが、この選択が大正解でした。

実は、受講を決めた直後にイレギュラーな案件を抱え、時間と思考をかなりそちらに割かれることになりました。正直、通信講座だったら……その数ヶ月テキストを一度も開かなかったかもしれません。

半ば無理やり、毎週決まった時間にZoomを開きました。
10回の講座をすべて担当していただいた阿部さんには、そんな状況も打ち明けました。「来週はどうしても無理です、延期してください」というご相談もさせていただきました。(泣きついたとも言います)
問題集への取り組みが甘かったり、課題の提出が毎回ギリギリだったりする私に「お仕事をしながら、別のことにも取り組みながら、さらに講座を受講されるなんて素晴らしいです!」と、ZoomでもLINEでも常に励ましの言葉を掛けてくださり……講師としてだけでなく、メンターとして関わっていただきました。
本当に、自分の意志だけでは最後まで続かなかったと思います。

学びたいというモチベーションに、自分の状況・環境が追い付かないということは「社会人あるある」の悩みだと思います。
自分の生活になるべくフィットした受講方法を選ぶことが何より大切だなと、痛感しました。(それにしても随分甘えてご迷惑をかけたような……)

3)金額が妥当

わざわざ項目として立てるのも如何なものかと思いましたが、やっぱり、受講にあたって料金は重要な点なので。

1回の講座は60分~90分。週に1回のペースで10回受講するという内容でした。複数名で受講することもあるようでしたが、私の曜日・時間には他の方がいらっしゃらず完全マンツーマンでした。

毎回の講座終了後にはLINEのフォロー。内容は、資料の共有に加えて、当日の内容の補足や、参考書籍のご紹介。さらにお気遣いのコメント。「内容やキャリアについての質問もいつでもお送りください!」と言っていただいていたのに、フル活用することができなかったことは悔やまれます。。

更に、1回おきに設定されている課題を提出すると、専任の方から本当に丁寧な添削が入ります。
「数字の全角と半角が混在しています」なんていうケアレスミスから、「tomoneさんの構成はこうですが、この主張をしたいのであれば、このように構成した方が良いですね。具体的には…」という改善案まで、しっかりと手を掛けていただきました。
プロの添削を見ながら、「LOPREQ」を見直し「はい、おっしゃる通りです……」と頭を抱えるのは、苦しいながらもとても有意義な時間でした。
同時に、うまく書けた点については、本当に些細なことまで誉めてくださるので、「次こそはもっと!」と頑張ることができたように思います。

こうして書いてみると、10回の講座と添削課題で、2人のプロから直接指導を受けてトータル金額159,800円は決して高くない、と私は思います。
金額に逡巡していた6月の自分に「大丈夫、満足するよ」と伝えたい。

※そして、期間限定のようですが、受講料が10,000円割引になるクーポンコードが発行されています。⇒「SH528
(私もクーポン探して申し込めば良かった…)(満足感とお得感はまた別の話)

10回講座、修了。


あっという間でした。

想定よりもはるかに「いっぱいいっぱい」な状態での受講でしたが、それだけにとても濃密な3ヶ月でした。
あとは、これを日々実践するのみ!!

最後の課題に取り組みながら、自分なりにワークシートを作って思考の整理をしました。
「LOPREQ」を実践するのは本当に難しいです。でも、そのために自分なりの道筋を考えて、色々な方向からアプローチすることが楽しく、これからも長く学んでいく道の、今が第一歩なのだろうなと感じました。

この3ヶ月はライティングを学ぶことはもちろん、自分のキャリアにも、改めてきちんと向き合っていこうと思えた時間でした。
後から振り返った時、今年が私のターニングポイントとなっていますように。

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