プロセスの向こう側

仲村佳織さんのヒーリングを受けてから、プロセスがどんどん進んでいる。
人に嫌な態度を取られたらわりと引きずりやすい性格だったのだけど、今日は「あ、この人はそういう役割を与えられただけなんだ」とスルーすることができた。
もっというと「人に嫌な態度を取られて傷ついた」ことに集中するんじゃなくて、「胸がもやもやしている」という感覚に焦点を当てるようになった。
「あ、胸がもやもやする反応が起きているな」
感覚を意識するようになると、「傷ついた」という思考と切り離すことができる。
そうだ、すべて体の反応に勝手に名前つけて保存しているだけなんだ。
身体の感覚がなくなったら、もう引きずる必要なんてないのに、「あの人にこう言われて傷ついた」という思考をくっつけて、いつまでも大事ににぎっていたんだ、これまでの私は。
心なんて実在しない。
心と呼んでいるものは、思考と身体の反応の寄せ集めだ。
そのとき、「自分はいない」「他人もいない」という感覚がよみがえってきて、仕事中にあたたかい気持ちになって涙がこぼれそうだった。
また、過去のつらかったことを思い出したとき「それでも、どんなに人からバカにされても、自分を愛する」と自然と決意している自分がいた。
そしたら、長年抱えていた体調不良が、和らいでいくのを感じた。
「もう自分は大丈夫だ」
そんなことを思って、始終安心していた。

すべてはストーリーにすぎない。
私が「自分はいない。元々みんな何もしてない」ことを知るまでに苦労があったことも、「ここにたどり着けたから、今まで苦労してきてよかった」と心から喜んだことも、それさえもストーリーであって、意味なんてない。

それでも、自分というストーリーを懸命に生きたい。
これから起こることがすべて決まっているのだとしても。

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