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2024年WSOP日誌

こんにちは、初めてWSOPでアメリカに行き、ようやく人生n回目の英語学習に本気で力が入ってるきつまるです。

今回1週間だけ仕事を休み、WSOPに参加してきました。
この記事では今後初めてWSOPへ参加する方に向けて、事前準備や現地での注意点など参考になればと思い書いてますので、ぜひ初めてWSOP行くかたは参考にしてください。
(記事TOPの画像は加工アプリできつまるを消してるので、少しだけ変になってますがお許しください…)

大前提

まず大前提として、普段きつまるは何をしているか、WSOPは何を目的として参加したのかなど前提条件をお伝えします。
きつまるは普段会社員で、休みは暦通りです。
今回WSOP一番の目的は 「Event #35: $1,500 H.O.R.S.E. 」に参加したくて行くことを決めました。
といっても普段会社員のため社内調整も色々必要のため、1週間だけ休みをとり、トーナメントを主軸に残りの日程はキャッシュゲームを打つスケジュールで準備しました。(1週間休むのも大変ですが…)
それを前提として、下記に事前準備や経験談を色々記載してます。

事前準備

まずWSOPに向けての事前準備として、何を対応したか記載します。

大きなもの

  • 職場への休暇申請や許可取り

    • 会社員にとってまずはスケジュール確保が何より大切です

    • 毎年2月頃にWSOP日程が出るらしいので、出たいトナメと仕事の都合に合わせて滞在期間を決め、職場に休暇申請と許可取りを行います

  • パスポート

    • 滞在日程が決まったら早めに準備し、期限切れしていないかも確認しておきましょう

  • 往復の航空券

    • 日本からLAS直行便はないので、LAXかSFO経由で買うことになると思います。早めに取得したほうが値段が安いので、早めに取得することをおすすめします(今回きつまるはNRT⇄LAX⇄LASで取得しました)

    • きつまるはJAL航空券を買いましたが、LCCであればZIPAIR等が良いと思います

    • ※席の補足情報

      • エコノミーでも1番後ろの席であれば後ろの人を気にせず背もたれ倒せるので、10時間程度のフライトも結構快適でした

      • 今回きつまるは窓側の席でしたが、窓側/通路側はどちらもメリデメがあります。窓側だと景色は見やすいですが、トイレ行く際に隣の人に毎回席を立ってもらわなくてはいけないので大変でした。(隣の人が寝てたら起こしづらいし自分のタイミングでトイレ行けない…)通路側だともちろん逆のことが言えるので、どちらが良いかご自身の価値観で決めてください

  • 宿の確保

    • 今回きつまるは友達が泊まってるFlamingo Las Vegas Hotel & Casinoに滞在期間中の日割り分を払って泊まらせてもらいました

    • Flamingoは会場(HorseshoeやParis)に徒歩5分、そのほかBellagioやCaesars Palaceにも徒歩5分ととても立地が良かったので、初めてラスベガス行く人にはかなりおすすめです(毎回移動がUberだとそれだけで肉体的にも精神的にも最初は疲れると思うので)

  • ESTA申請

    • アメリカ滞在時に必要な観光ビザみたいなものです

    • 出発の3日前までに申請すればOKで、申請は15分位で終わると思うが、全て英語入力するので英語慣れしてないきつまるは1時間位かかりました…

    • 入力には現地の宿情報など必要なので、宿を確保してから申請しましょう

    • 申請はこちら

  • 資金用意

    • 今回のポーカー軍資金を用意しましょう。今回きつまるは1週間滞在で、$1,500トナメ1つとキャッシュ(NLHEは$1-$3、ミックスは$8-$16のレートを打つ)予定だったので、トナメ$1,500、キャッシュ$2,000の合計$3,500(当時レートで約525,000円)用意しました

    • ただ、負けが続くとすぐ無くなる可能性もあるので、特に分散が激しいNLHEを打つならもう少し用意して置いた方が心のゆとりをもてたかもと感じています

    • そして用意したお金はドルに変更する必要がありますので、忘れず対応しましょう

    • 当たり前ですが、お金含めて金品類は大きな荷物ではなく、飛行機に乗る際も自分が肌身離さない手荷物に入れて管理しましょう

    • $10,000以上の人は税関申告が必要なので、必要書類を準備しましょう(詳細は下記入国審査にて記載してます)

  • eSIM購入

    • 海外で携帯を使うために必要です。eSIM購入以外にもポケットWiFiなど対応方法はいくつかあると思いますが、期間限定でeSIM購入するのがめちゃくちゃ簡単で荷物もないので個人的にはeSIM購入が圧倒的におすすめです

    • 日本の空港を出発前までに購入して設定するだけで対応OKです

    • きつまるは「Airalo」というアプリから購入しました

細かいもの

  • 防寒具

    • 外の気温は40℃~45℃近くと暑いが、会場内はどこも空調ガンガンに効いてるので寒い場所も多いです

    • 外はTシャツ1枚で十分だが、中に入って着れるようの防寒具は必須です

  • 軽装できるカバン

    • 大きめのリュックだと移動する際荷物持つのが大変なので、パスポート、お金、防寒具、保湿クリーム、その他軽食などが入る軽装のバッグを持ってると移動する際に便利

  • 滞在中の下着、服

    • 1週間程度なら現地で洗濯せずに滞在期間分の着替えを持って行きました

  • 歯ブラシ、トラベル用シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ

    • 宿泊ホテルにもシャンプーやコンディショナーはありますが、ボディーソープは(少なくともFlamingoは)石鹸だったので、持参できるなら持って行ったほうが良さそうです

  • ハンドクリームやリップクリームなど

    • ラスベガスは砂漠地帯なので、とても乾燥しています。特に肌荒れする人は必ず持参した方がよいです

  • のど飴、ガム類

    • 同じ理由でのど飴やガムなども持っておくと、会場やキャッシュ打ってる時に食べられるのでよいです

    • 今回1週間の滞在でのど飴3つ、クロレッツ3つ買っていきましたが、のど飴は最終日で無くなりクロレッツも残り1・2粒になったので、余っても持ち帰れば良いだけだし荷物にもなりづらいことを考えるともう少し用意しても良かったかなと思っています

  • 非常食(カップ麺、ウィダーインゼリー、インスタント味噌汁など)

    • カップ麺はどん兵衛のうどんか天ぷらそばを持参しました。基本的に「肉エキス」が入ってるものが持ち込みNGで、実際に入国審査でも聞かれました(詳細は下記の入国審査の所で記載)

    • ウィダーインゼリーは軽食としても食べれるしささやかながらビタミンや鉄分なども簡単に取れるので、今回の旅で一番活躍しました

      • 朝ごはんとキャッシュ中に小腹が空いた時用で1日2個計算として、合計14個持って行きましたが、ピッタリなくなりました。それ以上持って行っても個人的には良かったかなと思います

      • ただし、飛行機搭乗の際自分の手荷物に入れてしまうと弾かれてしまうので、キャリーケースなど預ける大きい荷物の方に入れましょう

    • インスタント味噌汁も重宝しました。ただカップ麺や味噌汁は湯沸かし器がないと食べれないので、ホテルにあるか事前確認した方が良さそうです

  • 箸や紙コップ類

    • カップ麺食べる時や味噌汁飲む際に使いました

  • サンダル

    • あちらはホテル内でも靴を履く文化だし、現地は暑いので基本サンダルで移動してたのであれば便利です

  • アプリ関連

    • 「BravoPokerLive」「PokerAtlas」

      • 現地でどのカジノでどのレートが何卓立ってるか、何人waitingがいるかなどすぐ分かるアプリです

      • ただしBravoPokerLiveは更新遅いので、アプリ内に表記されてる数字と違うことも多かったので、あまり参考にならないかもでした

    • 「Google 翻訳」

      • 今回の旅で1番活躍しました

      • 英語不安な人は、これさえあれば何とかコミュニケーションとれます

    • 「Uber」

      • 現地の移動は全てUberで完結するので、こちらもマストです

      • 日本でDLしてクレカ登録まで済ませておきましょう

準備しなかったけどあったら便利だったなと思うもの

  • 折りたたみ抱き枕

    • 飛行機のフライト時間が9~10時間と長く、寝る時に抱き枕的な感じで1つあると超便利だと思いました

  • アイマスク

    • これも寝る時に安眠できます

  • サングラス

    • ラスベガスは日差しがかなり強いので、サングラスあると緩和できますし、あとは現地に染まってる感がして旅行気分にもなれます

  • 折りたたみクッション

    • トナメもキャッシュも長いこと座ってるためおしりや腰がかなり痛くなるので、折りたたみクッションがあると軽減できてよいなと感じました

搭乗〜入国編

事前準備もしっかり終わり、いよいよフライトです。
ここからは搭乗から実際に入国までの注意事項を記載します。

まずは飛行機搭乗の際ですが、150ml以上のものは手荷物で機内持ち込み出来ないらしいので、要注意です。上記記載したウィダーインゼリーもそうですし、LAXやLASの保安検査場通る際にペットボトルは全て捨てられてしまうので気をつけましょう。

そして改めてですが、eSIMを購買した人は設定が完了しているか確認しましょう。設定が完了していたら、アメリカに着いた時自動的に使えるようになります。

そしてLAX到着後、すぐさま入国審査があります。
全然英語も話せないし聞き取れなかったきつまるは正直ここが1番不安でしたw
今回実際僕が聞かれた質問と回答を下記に記載していますが、これ以外にも聞かれる可能性はあるので臨機応変に対応してください。
※下記は日本語で記載してますが実際はもちろん英語で聞かれて英語で答えてます。全文は当然聞き取れなかったですが、例えば「purpose」と聞こえたら「あ〜、何しに行くか目的を聞いてるんだな」と解釈して、「観光(sightseeing)」と単語で答えたりという感じで対応しました

入国質問と解答集
・どこいくの?→ラスベガス
・何しに来たの?→観光
・具体的には?→友達に会ったり、カジノでポーカーやりに行くんだ
・いくら持ってきたの?→$3,000位
・どんくらい滞在すんの?→1週間
・どこ泊まんの?→Flamingo Hotel
・クレカ持ってる?→持ってる
・バックの中に豚エキス入ってない?→入ってない

だいたいこのような質問に答えて、あとはパスポート見せて顔スキャンしたり指紋認証したりしてだいたい5分程度で終わりました。

ただ、今回きつまるは$3,000位だったので問題なかったですが、$10,000以上持って行く人は税関申告が必要らしいです。
詳しくはヨコサワさんのこの動画がとてもわかりやすかったので、こちらを参照してください。(解説は15:00~18:20)

動画内で説明されてる「FinCEN Form 105」はこちらからダウンロードできます。

入国審査も終わり、その後飛行機を乗り継いでLASに無事着いたらUberでホテルまで向かいます。
この時、日本のように現在地でよしなに拾うわけではなく、Uber乗り場が決まってるので要注意です。空港はもちろんホテルなどにも基本的にUber乗り場が決まってるので、そこで拾ってもらうようにしましょう。


「Lyft/Uber」と書いてます

現地編

ついにホテルにも着いて、ようやくひと休憩できますね。
ただ、疲れてはいるもののやはり現地に着くとテンションが上がり、荷物置いてそうそうとポーカーを打ちに行きたくなるものです(きつまるも合計16~17時間くらい移動してるのに、その後すぐにキャッシュを打ちに行って結果的に8時間打ちましたw)

ここからは、簡単にキャッシュ打つ時の流れや現地の注意事項を簡単に紹介したいと思います。

キャッシュを打つ流れ
今から説明することはまたヨコサワさんの動画がとてもわかりやすいので、参考に載せておきます。

まずキャッシュやる前に会員カードを作ることをお勧めします。
基本的にBellagioなどのMGM系列カードとCaesars系列のカードがあれば問題ないと思います。
こちらはポーカーを遊んでるとコンプ(ポイントみたいなもの)が貯まり、そのコンプでご飯が食べれたり系列のホテルに会員価格で泊まれたりとするので、絶対作成した方がよいです(もちろん無料で作れます)

そしてキャッシュ打つために自分が打ちたいレートのゲームに予約して待ちます。呼ばれたらキャッシャーでチップを購入して早速キャッシュスタートです。

初めてアメリカでキャッシュを打つ人は下記に注意したらよいと思います。
・ポットを獲得した時はディーラーに$1のチップをあげる(手持ちに$1チップがなければ、ディーラーに$5チップを「chop please」と渡せば両替してくれるのでそれで$1を渡しましょう)
・ブラインドヘッズでは基本的に ブラインドチョップ した方がよい(レーキ取られるからお互い損)
・ドリンクガールにも飲み物もらう際は$1のチップを渡す

ちなみに今回きつまるはBellagio(NLHE)、Caesars(NLHE)、Resorts World(ミックス)の3箇所でキャッシュを打ちましたが、Bellagioは他カジノのお水が350ml位のペットボトルに対して500mlあるので、同じ$1払って大きいお水もらえるし卓数もたくさんあるので好きでした。

(写真はResorts Worldの水ですが、Caesars Palaceもこのサイズのお水です)

(Bellagioでもらえるお水)

現地での注意事項
ここでは現地の注意事項を記載します。
・深夜は絶対外を出歩かないようにしましょう(特に1人では絶対に出歩かない)。強盗や発砲事件など危険も伴ってる街なので、深夜は絶対外を出歩かないことをおすすめします。
・現地民でも特にかなり刺青が入ってる方や、薬やってそうな方がいたら絶対に道を避けて歩きましょう。実際きつまるも、明らかに薬をやってる黒人がこちらに近づいてきた経験をしたので、迂回して接触を避けました。
・スリにも気をつけましょう。本当に観光客を狙ったスリが多いらしいので、手荷物含めて外を歩くときは油断せずにしっかり荷物の管理をしましょう。
・街中で着ぐるみを着てる人から写真撮ってあげると言われても断ったり、パフォーマンスを立ち止まってみたりとかはしないようにしましょう。チップよこせと金を取られます。

個人的な感想

今回初めてWSOPに参加しましたが、総じてとても楽しかったです。
ありきたりな感想ですが、やはりポーカーやる人間からしてラスベガスの空間は特別なものであり、夢のような国でした。
1週間もあっという間にすぎ、時間(とお金)が許すならもっと滞在したかったので、もし初めて行く人はせっかく行くのであれば1日でも多く滞在した方がよいと思います。

今回きつまるも初めてWSOPに参加し、しかも英語が全く話せない聞き取れない中で参加しましたが、それも経験としてとても楽しかったです。
WSOP期間しかラスベガスに滞在した経験はありませんが、キャッシュを打ってると現地の人から「日本から来たのか?」とか「WSOPか?」とか色々コミュニケーションとってもらえるし、トーナメント1つだけ参加しましたがお祭り感があって、とても面白かったです。

WSOP行きたいけど不安がある方に、少しでもこの記事が参考になり、手助けになったら幸いです。
きつまるも来年また参加します!!

ということで
Have a nice WSOP !!



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