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玄と素の話

「このオープニング需要在りますかね?」
「需要じゃなくてお前のウォーミングアップの為だろ?」
「そうですけど、プレビューで見られるのってここじゃないですか…」

今回から房中術の話を「私の理解に沿って」していきたいと思います。

房中術とは「性行為を通じて互いの気を補給調節し、健康な身体を手に入れる技術」です。
目的は健康であって快楽じゃないことに注意です。あと、忍者とはなーんにも関係ありませんので、そこんとこよろしくです。

気っていうのは中医学(中国で発達した医学)で最も基本的な概念の一つですが、生命エネルギーみたいなものをイメージすればとりあえずは大丈夫です。気にもいくつか種類があって、その全体的なバランスを取ることで体調を安定させるのが中医学の基本戦略です。

で、房中術はどうするかというと
①男性は陽の気が過剰で陰の気が不足。女性はその逆
②交合で自らの不足を補い、両方を過剰状態にする
③過剰状態となった気を巡らせ、体を回復・レベルアップさせる。

なので割と「利用するかされるかの争い」の側面があります。
ただギスギスした雰囲気だと相手の気が閉塞してしまって相手から気を取り込む効率が落ちるので、いかに相手を「溶かす」か、という所が房中術の大事な部分になってきます。

まあ皇帝とかは「物量は正義!」の精神で若い(=保有気の多い)女性を大量に用意してそこからガンガン気を吸い取ったりとかしてたらしいです💦

それはおいといて、房中術の特徴を三つほど。

①男性側は射精したら負け
いかに体内に気を取り込むかというメソッドなので気を放出してしまう射精はタブーなのです。射精せずに10回絶頂すると不老不死になれるみたいな話もあります。
逆に、相手を「溶かす」と相手の体液を通じて気を取り込むことが出来ます。
この辺を私は「五味調和」で概念化しているので詳しい話はその時に。

②男性を火、女性を水になぞらえる
水は温まるのがゆっくりかつ火を消してしまう力をもつので、火は水を沸騰させて湯気を取り込もうと思ったら水の様子をしっかり見ながらじわじわ加熱しないといけないということです。ポリネシアンとはだいぶ違いますがスローセックス的ではあります。

③「耳が性器と直結してる」と考えられている
絶頂しても射精しないために「耳の穴を強く押す」らしいです。この方面についても論じたいことが少々ありますが、それはまたの機会に。

「じゃあCMの芸人みたいなこと言う?」
「私にネタを考える力があるとお思いですかい?」
「…まあ、閲覧者に媚びずに、自分が書きたいように書けばいいと思うよ?」

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