玄素的耳の話
「めいそうちゅうです」
「迷走?瞑想?」
「二語一双です」
これまで度々耳の話をしてきましたが、改めて私の耳に関する見解をまとめておこうと思います。
①耳は陶酔を引き起こす作用の場となる
前回「虫とゴリラ」から三半規管の話を引きましたが、眩暈だけでなく音楽も陶酔作用があることはそれなりに受け入れられている通念かと思います。
陶酔っていうのは陶酔対象と自身が溶け合う現象であるので、非CT、脱CT的な現象ということが出来ます。
②耳は性と関わる
耳を押して射精を止めることを房中術紹介の時に言いましたが、例えば相手の興奮状態を五段階の声調で判別することも房中術の一つとして書かれていたりします。
(因みにこれを適用するとAVにおける興奮表象が大概欺瞞的であることが見て取れます。下の新書にも声に関することが書かれていますが、割とこの五段階声調とシンクロします。)
この辺りの観点から私は結構耳かきとASMRを気にしています。
なので今回「空芯菜館」についても話したいわけです。
(トップ写真は空芯菜で検索して出てきたのを使わせていただいております。)
「空芯菜館」の面白いところは「心身を充実させる性コンテンツ」を意識しているように見えることです。
各種性感帯を開発する作品が多数を占めますが、中にはテストステロン値向上のためにSP(セルフプレジャー)を制限するための作品もあります。
これは房中術の目的が健康にあることと割と似通ている気がしています。
あと、性感帯開発の一環として「呼吸法」が取り上げられているのも、代々木さんと同じで房中術的なものを感じます。「空芯菜館」においては更にこれをスピリチュアルと結び付ける作品もあり、更に類似を感じさせます。
極めつけは「中華式耳かき」を取り入れていることでしょう。
馬の尾や孔雀・ツル・キジ・ニワトリの羽などを用いる。
音叉の振動で掻具を震わせ、耳奥を刺激する。
などの特性を取り入れているようです。
作品群全体として見た場合被虐嗜好よりなのが少し残念ではありますが、個人的に最も「波長が合う」コンテンツ供給源だと思っています。
「SPって認知度どうなんや?」
「さあ…ただまあ、辻尚子先生がいらっしゃるから…」
「ああ、だから略称使ってるのね」
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