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長くつ下のピッピが好きな話

「何故か『生きてるだけでえらい話』が伸びてますね」
「なんでなんだろうね」
「まあなんとなくわかる気もしますが・・・・・・」

長くつ下のピッピ、私が読んだのはこのバージョンです。

実はもんのすごくしれっとオリジナル小説の方にも顔をのぞかせてたりしないこともないにも拘らず、(⑧です。物好きな方は探してみてください)まだ紹介していなかったので、ここらでこの偉大なスウェーデン少女について書いてみます。

まあ、この御方はパワフルだわユーモアのセンスはあるは料理はうまいわ困ってる人を見過ごせないわ友達思いだわ賢いわついでに金持ちだわで、およそ考えうる限り最強の存在なのですが、特にその魅力を上げるなら「発見人」という概念を発明もしくは発見したことでしょう。

私は海岸清掃以外でも、町中でごみを見つけたら可能な限り拾っています。これは景観とか環境とかの為ではありません。
単に私が「発見人」だからです。
道端に落ちているものの中に何か面白いものが有るかもって思って拾って、面白くなかったから捨てるだけです。
玉葱、造花、造羽毛、クラブのキング、指輪、機関紙、簡体字のラベル、怖ろし気なるぬいぐるみ・・・・・・

絶対怨念籠ってると思って拾わなかった

尤も、面白いのが見つかるのは海岸清掃の時の方が多いのですが・・・・・・

そもそも物を探すという行為自体が「ミッケ」見たく楽める行為なのだから、理由はきっかけに過ぎないのかもしれない。

砂遊びするこどもの精神で、何故かゴミが拾えるんだからありがたい話です。「発見人」最高

というわけでこの方は出会いから常に「私的に付き合いたい女性No1」の座を独占しておりました。(一時期よつばちゃんとリューシカちゃんが並んだりもしましたが、ロリコン疑惑を掛けられそうなことに気づいて取り消しました)

(なお、お二方の魅力は共通のものでありますが、そのあらわれ方がよつばちゃんがより実生活に即したものであるのに対し、リューシカちゃんが空想や哲学の域に及ぶものである点で、パクリの指摘に反対します。よつばちゃんは「言葉の存在しない世界って?」とか考えるキャラじゃないと思うんです)

そういうわけで彼女との出会いからは大人になったであろう私は自作小説の中で「彼こそが海賊」を演奏しています。

「読み直しててホフマンのdreh' dichの狂気を浄化する描写に気づいた」
「善悪の価値とか置いといて火の美しさを感じることが出来るのは凄く有難いですよね」
「文字通りの意味でな」


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