かわかみじゅんこ『いたいけざかり』
さてじゃんじゃん行ってみよー!、などと。
さて、バーバラ鬼頭です。
トラウマ持ち高校生×幼馴染みの弟(表題作)
出版時期も設定もちょいと古めな短編集。パジェロとかヤンママとか『ンン〜〜〜(身悶え)』ってなってしまう(実際は私よりは少し上の方の世代がドンピシャなのでしょうが)。そんなノスタルジー漂う中で男の子達が自分の気持ちや相手との関係に悩みながらもバカやって生きていく、日常的非日常(主な読者の女性にとって)を描いた、映画みたいな作品群はアラサー腐女子にひどく刺さりました。お気に入り。
短編7本と描き下ろしが1本。どれもあまり長くなく、敢えて結論をぼかして終えてる話もあります。なので『二人が苦難を乗り越えて付き合う』主流BLに慣れてる方には少し物足りないかもしれません。が、現実って言わないまま捨てる恋もあったりどうにもこうにも上手くいかないのに突っ走って失敗してそれで終わったり、そんな事いくらでもあって、もうなんかそーゆーの考え出すとたまらなくなるんですよね。幸せなってー!と願いながら本を閉じる、そんな日もあって良いんすよ絶対。貴女に刺さる一本が見つかれば幸いです。
あ、エロはないけどいたしました表現くらいはありました。(大事な報告)
ではー!
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