薬師寺大谷徹奘執事長の法話とNLP
薬師寺(やくしじ)は、奈良県奈良市西ノ京町にある 法相宗の大本山の寺院。1998年(平成10年)に「古都奈良の文化財」の構成資産の1つとして、ユネスコより世界遺産に登録をされています。
薬師寺には修学旅行で訪れ、そこでお坊さんの法話(説法)を聞かれた記憶が思い出されるのではないでしょうか。
3月31日の花会式(修二会)・鬼追い式の最終日に大谷徹奘執事長の法話がありました。今、学んでいるNLP(Neuro Linguistic Programing 神経言語プログラミング)を仏教用語で話し説明をしていることに驚きを感じました。
大谷徹奘執事長のお話しの一辺を抜粋してNLPの用語と重ねてみました。
人の心に住む五つ鬼(煩悩) 生まれてから死ぬまで同居しなければならない人間の心の鬼は、貪りや怒りなどが起因となって、すぎに波が経ちます。その波は決してなくすことができませんので、心を整えることによって、出来るだけ波を小さくするように努めるしかないのです。そのためには自分の 行為を省み、過ちがあれば改めるしかないのです。(法話より)
人の心に住む五つ鬼(煩悩)とは
①貧 とん (あるがうえにまだまだ欲しい、むさぼり)
②瞋 じん (思い通りにならないと腹を立てる)
③掉挙 じょうこ(おだてられる、図に乗る)
④惛沈 こんじん(うまくいかないといじける)
⑤疑 ぎ (人を、相手を受け入れない)
人には目・耳・鼻・口・皮膚と、外側を観察する五つのアンテナが付いています。しかし、自分自身を指すアンテナはありません。それが故に自分を見失い、心の波を大きくしてしまうのです。人の世は種々の価値観で成立しています。(法話より)
五つのアンテナ
人の五感のアンテナ
人の世は種々の価値観で成立しています。しかし、それを理解せずに自分の価値観だけを振り回し、貪りや怒りを爆発させれば争うごとが連鎖して、全てが不幸に陥ってしまいます。今こそ全ての人が「悔過」をし、平和な世界を創らなければならないと、声を大きくしてお伝えしたいです。 (法話より)
自分の価値観
NLPビリーフ(信念・価値観・思い込み)
私たちは心の使い方で自分の目の前の世界を不幸にも幸せにも変えることが出来るのです。「考え方」心の使い方ひとつでどんなことでも目の前の世界を変えることが出来る、ただし訓練をしなければ出来ない。何故か人間はわがままな生き物だから、常に自分勝手に有利に心を働かせて行くというのが無意識に生きている人間の特徴。だけど、その無意識を意識して生きること、それが仏道を学ぶということなのです。人間という生き物を観ていると、私たちは人に強そうでカッコイイ顔を見せているけれども、この顔を一枚めくるとどんな顔が出て来るか分からない。それが人間という生き物だといつも言っている。私たちが迷っている、私たちが悟る幸せになるためのガイドブック、これがお経なんです。迷っている私たちが幸せになる法則が書かれているもの、迷いと悟りを繋げる縦糸である。お経は幸せのガイドブックと思えば良いのです。幸せになるためのガイドブックです。(法話より)
まとめ
「幸せになる」ことは信仰であり、その教科書がお経であり、何百年から伝えられていたこと、そして心理学の根底には信仰の教えてが脈々と息づいていることに気づかされました。
これからnoteを使い、私の学びの気づきも紹介させてもらいます。