めぐりから訪れるもの

例えばね

小さな小さな
気付きだったかもしれない

でも
それでほぐれて

ああ　そうか
よかったんだー　って
なったとして

わたし　としては
大層もない小さな気付きだと
思ってたとしても

それは　もしかしたら

何らかの絡みで
幾年も昔からのナニカだったかもしれない

DNAレベルで刻まれていた
かつて　の　大きな思い込み
だったかもしれない

もしそうだとして

かつて　の
その　思いの人々　は

どれだけ　喜んでいるか
とれだけ　救われたか

想像できるかしら

その　感謝とよろこびが
伝わるかしら

気付く　ということは

そんなこともあったりして

だから

気付きの前の状態を
がんじがらめに
私の人生　に結び付けなくても

そこまで
私　にダメ出ししなくても
いいんです

その　今の身体　で生まれ出て
肉体にまつわる受け継ぎ　と
その肉体固有の特質　はあって

それで　個　というものに
彩りをそえてるとも言えるのだけど

かつて　という　さまざまも
ある意味纏まとうということでもあるから

そして
その　かつて　は
形を変えて　今の私バージョン
だったりするから

確固たる個人の私
というものは

どこまでが
確固たる個人の私　なのか

気付き　に
大きいも小さいも　ないけれど

その
今まで見えてなかった　何か　に
気付くことで

視点が変わったり　角度が変わったり
捉え方が変わったり

今まで見えてなかったものが
観えてきて

そこからまた
別の　気付き　へ繋がって

気付くたびに
ゆるむから

どんどん楽になっていく

確固たる個人の私がいる
というゲームは

私　というものが
私の人生を切り開いて生き抜くドラマ
としては面白いけれども

今は違う選択幅も出てきてて
希望者は
そのドラマにどっぷり浸かった所から

あ　ドラマの中のストーリーだったねぇ　と
気付くことが出来るようになっている　

気付いた上で
じゃあ今生をどう生きようか　と
また違う角度から眺められるようになっている

それすらも
もっとひろく観たらストーリーだけれども

みんなが
それぞれの　わたし　を
一生懸命生きている

それぞれの世界で
わたし　として　生きている

さて
何が始まるんだろう