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朝陽で異次元trip
朝の6時過ぎ。いつもの神社へお散歩。
連休中は人出が多くて昼間はどうしても動く気にならない。朝焼けの美しさにも誘われてそのままえいっと飛び出した。
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朝の光はなんでこんなにやわらかいのだろう。
なんでこんなに優しいのだろう。
いつもの神社なのに、別次元だった。
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樹々が伸びを始めるてまえ。
朝陽をじゅうにぶんに染み渡らせて
風の誘いを待つまでのあいだ。
ほんのスキマ時間。
けれど
とてつもなく永い一瞬。
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歩きながら
風の音を聴き
みどりの匂いをかぎ
大地からわきあがる気配を感じる
トン と
陽が正面から当たった瞬間
その瞬間
身体全体にナニカがとおる
昼間とも夕暮れ前とも違う光
明らかにパワーがちがう
そんなものが
身体いっぱいにひろがり
瞬間で細胞が元気になるような
そんな感覚
詰まりは
すべて流れていった
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そして今朝はどこを撮っても光が入ってしまうくらいのオヒカリサマで
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何の日ですか?と聞いてみたくなるほどヒカリがどこまでも全てに振りそそいでいた。
5月に入ってから光が強い。
もちろん季節的にもそうなのだろうけど、うーんなんだろ? 足を踏み出す後押しをしてくれるような、見守りながらも後ろから支えてくれてるような。
一方で、ひと休みゾーンの人はまるっとくるみ、静かな優しさで癒してくれるような。そんな感じのヒカリが、日を追うごとにパワーを増してる気がする。あれ?まだ4日よね? あらら。
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帰りがけトマトと胡瓜のサンドイッチが食べたいなあと思い、家に戻ってハムも加えて作って食べる。
食べたいものを食べたい時に食べたい味で食べられる幸せ。
ベランダの植物はスクスク育ち、洗濯物は気持ちよく乾いてくれてる。
見渡してみれば至ってフツーないつもの光景。それでもやっぱり、ありがたいなぁー幸せだなぁと感じてしまう。
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少しだけ早起きしただけで、いつもの場所が異次元空間となる。いつも見ているものが、ちがう姿を見せてくれる。いつもしている事が、ちがう流れとなって現れる。
わたしは何もしていないのに。何もしていないのに、周りがベツモノとなって喜ばせてくれる。
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どれだけの「すてき」を見逃してしまっているんだろう。"いつもと同じ"という考えの中で。
あれやこれやの頭のお喋りで、昨日やら明日やらさっきやらこの後やらにすぐお出掛けしてしまい、いま、いまこの目の前でしか味わえない瞬間を通り過ぎてしまっているんだろう。
ここ でしかヨロコビも幸せも感じられないというのに。
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急ぎ足になっているとき。
深海へ潜るかのようなとき。
止まってみる。いったん。
留まってみる。少しだけ。
その、その場の風を感じてみる。
陽のあたたかさを感じてみる。
水のやわらかさを感じてみる。
いま という瞬間を感じてみる。
呼吸が身体を通っているのを感じてみる。
昨日でも明日でもなく
ここ に戻ってくる。
目の前には奇跡がみちている。
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何もしなくても、流れがヨロコビをみせてくれてる。
流れに逆らわずにいれば、流れの一部であることを思い出せば、その瞬間にヨロコビが現れる。
自分もその流れのヨロコビの一部なのだから。
何もしなくても、じゃない。
何も出来ていないということを知ることだから。
何もできていないけど、流れのヨロコビの一部でそれは奇跡なようなものだから、自分も奇跡なのだから。
だからヒカリでないわけがない。
そしてそれはいつも
ここ でみせてくれている。
現してくれている。
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この時しか会えない人と会うのもステキ。
この時しか行けない所へ行くのもステキ。
近くのいつもで異次元tripもステキ。
どこも出ずまったりを楽しむのもステキ。
どこにいようとも
何をしてようとも
何をしてなくても
それが、いい。
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そして いま
違うパワーのお陽さまが
夕陽となって
また美しさを届けてくれている
なんてステキな
幸せな1日なんだろう
ありがとー
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