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「Pastel」画集/坂口恭平さん

坂口恭平さんの画集「Pastel」が届いた。

画集というものを買ったのも初めてで
絵画を観るのは好きだし
美術館へも以前は行ったりもしてたけど
特段絵画に詳しい訳でもなく
だけど
この方の画集が出ると知ったとき
手元に置いておきたいなと
そう 思った。

坂口さんを知ったのは最近なので
TwitterでUPされている絵もここ数ヶ月のものしか知らなかったけれど
観たことない絵もたくさん収められていて

なんというか

そこには
私の知っている
風景があった

描かれている場所には行ったことはないし
たぶん坂口さんの絵でしか
観たこともないのだけど

そういうのではなくて

私の知っている
私がいつも見ている親しんでいる
自然が
そのまま
そこに在った

一瞬たりとも同じではない雲

花たちの輝き

山の静けさ

水の動のなかの静

木漏れ陽のたわむれ

吹き抜ける風

ヒカリの遊び

そして
闇ではない 夜

画集から
静寂の音やその場の薫りが
してくるようだった


巻末に載せられている文も
文字が言葉ではなく
オトが流れているようで

絵画も文も
さかいめがなく
なんとも
ゆるやかで

そんな すてきな
画集だった

いつも
そこに在って
いつでも
戻っていける場所

そんなのが詰まっている
Pastel画集という名の
ココロの扉


心地よい

やってきた

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kitoma
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