我のない響振のうつくしさ

もう　分かっている人
見抜いている人　は　沢山いて

色んな専門分野においてのスペシャリストが
そうである人で　異分野で語り合うとき

同じことについて語られているのに
その現し方　言葉の用い方　感じ方
すべてが違って　けれど　ぶつかることなく

お互いをリスペクトしあい
素朴な疑問を投げかけ　答え
クレッションを抱えたままにせず
そうだろうなでおわらせず
互いからみえている　それ　を
確認しようとする

同じものを　あなたからは
そうみえているのですね
そう感じられるのですね
そうも現せるのですね
と
互いが互いを認め合い
受け入れ合い

そのやりとりの
美しいこと
その語らいの
美しいこと

何とも言えない
心地よさ

自我というものが入らず
思惑も意図も入らない会話というのは

それは
それぞれの楽器が響き合うように
共振して　共鳴して

ノイズというものがない

そういう場に巡り合えた時
心躍り　晴れ晴れとし
嬉しくなる

それぞれの　個　が
それぞれのカタチで
出来る範囲の精一杯を現わしているのは
美しく
ここちよい

そのままで
みんな　美しい