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なんでもなーく ちょっとずつ 楽しげな
びゅーぅびゅーうと
風音がしてる
ときおり窓が揺れ
ひゅるる びゅるると
風が舞っている
身体がきゅっと
ちぢこまる
ぶぅぉーうと
風がやってきたとき
すうーっと
その風を感じてみる
チカラを抜いて
その風音に飛び込んでみる
風音とともに
身体を風が吹き抜ける
あら
優しいのね
身体を吹き抜ける風は
勢いはあるけど
優しさ 慈しみが
いっぱい
地上のお掃除
してくれてるのね
吹き抜けた風が
身体のホコリも
飛ばしてくれたかのように
すーすーする
さっきまでの風音が
子守唄にかわり
よけいな音も吹き飛ばして
安心のなか
眠りにおちる
さっきまであんこを作っていて。
あんこを作るキッカケが、明日食パンを予約していて、それに挟んで食べたいからで。
久しぶりに角食パンでサンドイッチ食べたいなーとなり、いつものパン屋さんに買いに行ったら今焼きたてで切れないとおっしゃる。
ふーむ。私に薄くスライスする技術は持ち合わせてない。しかも切れないとなると1本(二斤)は要らない。今日改めて出直しはメンドウだ。明日渡しでもいいと言うのでお願いして。
今日買うならば6枚切りで玉子サンド、となっていた頭に、8枚切りにして貰う事にしたもんだから、じゃあ美味しいうち(冷凍前)に他にも食べたいなーとなり、そこで浮かんだのがアンサンド。バターは使わないから水切りヨーグルトをクリーム代わりにしようかなー、なんて思い立ち。
で、小豆を炊くことに。
市販されてるあんこが私にはちょっと甘すぎて、一度試しに作ってみたら思っていたより簡単で、しかも好みの甘さで作れます。多めに炊いて甘さをつける前にぜんざい用に分けちゃうことも出来る。なんて素晴らしい!(ぜんざいは塩だけのが好きなんで)
あんこにするため水分飛ばしながら練り混ぜているとき、フッと変わる瞬間があって、それが合図でほぼ完成~と私はなります。なんでしょね、あの瞬間。明らかに重さも雰囲気も変わって、それまでの“練りもの“が急に“あんこ“に変わる。
その瞬間が面白くて出逢いたくて、お鍋を練り混ぜながらあんこのコエに耳を澄まします。ジャムを作ってる時も同じような感覚があって、ジャムに変わる瞬間があり、オモロイなーと。
アンサンドを食べたいがためにあんこを作る。アホだなーと思いながら(笑)。買ってくれば早いのだけど、あんバターもあんクリームサンドも、どうも好みのものに会わず食べたあとにアタタと何回もなっているので、いい加減懲りたみたいで。それでもたまーに食べたくなるので、買えないなら作ればよろしってことで。
以前は自分であんこを作るなんて頭になくって買うものだと思っていて。
"買う"という選択肢がなくなった時、食べるのを諦めるか妥協したラインで食べるかの2択から、「自分で作ってみる」というのが突如現れて、作ってみたら以外にもお手軽に出来てしまい。しかも甘味つけなければ料理用にも使えるし、まー便利だこと!
選択肢が減るというのは、案外いいもんだなーと感じます。
色々な選択肢があるとそれだけ可能性があるように感じるけれども、実は「それだけしかない」中から選んでいるのかもしれません。
あれも出来るしこれも出来る。でもその時って「あれとこれ」しか思い浮かんでないんですよね。頭の中の過去データにあるやつしか出てこないから。そこに潜んでいる「思い込み」は忘れられちゃってるから。
何かの成り行きでその選択肢が塞がれたとき。可能性が減ったように見えたとき。
選択肢が減った分、可能性だと思っていたものが減った分、そこにスペースが出来て、「思い」から外れたものが通り抜けられるようになります。
「思いもよらなかった」事が"寄れる"ようになります。
思いもよらなかったものは、別の「思いもよらなかった」ものがぶら下がってたりします。
市販の物が食べられなくなって自分で作ってみるという"思い"が湧き、作ることで別物への展開が出来ることがわかったり、「そのもの」の変化の瞬間と出逢うことができたり。
いっぱいいっぱいの時は見えなかったものが、見えてくるようになったりします。
夕方は久しぶりにピョコピョコした雲が部屋から見えて。
風とともにちぎれて上へ流れていく雲が可笑しく、しばらく眺めてました。
夕焼けが映えてキレイで。
なんか空は楽しそうだなーと見てると
こっちまでなんだか愉しくなって。
ほんのちょっとの時間なんですけどね。
ほんのちょっとしか観れない。
でもなんだかとっても沢山のギフトを貰ったようで嬉しくなったりして。
ふふふーと
笑ってみたりしてます。
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