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あなた に響くもの
どうしようもなく完璧さ が
次から次へと現れて
これでもか と畳み掛けてくる
はじめは浮き足立っていたエゴくんも
段々おとなしくなり
しまいにはただ驚くだけとなる
ぐうの音も出ないような
入り込む余地のないその流れに
エゴくんから畏敬の感が現れる
理由も理屈も
つけられない世界
理由も理屈も
人の数だけ付けられる世界
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次の一歩を踏み込むために上げた
その足を 下ろす前に
その宙に浮いたままで
感じてみる
踏みこうとしてるのは
何なのか
宙で漂ってるそれは
何なのか
上げたからには
その足は下ろさなければならないのか
どこに?
そもそも
ほんとうに
足をあげてる?
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進んでないのは
遅れていること?
足踏みは
意味のないこと?
じゃあ
立ってるだけは?
何もしないこと が
どれだけ多くのものを含んでいるか
みんな 忘れちゃってる
どこかに行かないと
どちらかに進まないと
イケマセンヨと教えられてきたから
目に見えてることだけが
ほんとう じゃない
目に見えないことのほうが
沢山あるのに
その
何かしなければ
何かしてなければ
というのは
単なる身体のクセだから
あーそうやって教わってきたのか と
しげしげと眺めて 受け止めて
認めちゃえばいい
そしたら
次 が 出てくる
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そうだね
親だから
子だから
きょうだいだから
夫婦だから
家族だから
血だから
って 強いよね
でもね
それもいったん
横へ置いてみよう
そのパワーから
ちょっとだけ外れてみよう
外して残ったもの
それはどんな感じが
するかしら
頭で 考える んじゃなくて
感じてみる
感覚
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ほんとうに そうだったら
あれこれ考え出る前に
もう
身体が動いちゃってるもんヨ
あとさきとか
そんとくとか
そんなもんが出てくる前に
もう
動いちゃってる
し
そこに
迷い というものは ない
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確かに
親 子 家族
すごく大切で
愛おしいものだけれど
あなた ではない
それは
冷たいことじゃない
ただ いま 思うにあたり
いったん外して観る
外さないと
観えてこないものもある
それが
あなたを咎めるものには
なりえない
あなたが
あなた以外のもの と
混合してる限り
あなた は
みつけにくいから
あなた が
あなた を
見つけられたとき
親 子 家族 は
違う輝きで 現れてくる
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さて
満ちてきた
充ちてくる
なにが
現れてくるか
なにが
流れていくか
誰にも
わからない
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