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ハラハラと優しさ舞う日常で
日本の素敵なところは、この季節になると名所とか出掛けなくても街の至るところでお花見が出来ちゃうことで。
電車に乗っていても車でも歩いていても、不思議なくらいあちこちに桜が植えられていて
川沿いはもちろん、個人のお宅でも鉢植えで置かれていたり
種類も様々で咲く時期も少しずつちがったりするから結構長く楽しめて
植えてくれたのは多分ものすごーく昔の方々だと思うので、古の自然を愛し風流を楽しむ文化にありがたいなーと感じます。
更にすごいのは南から順に北にのぼって桜が日本を巡って行くのですから、日本というくくりで見たらこれまたものすごーく長い期間桜が楽しめるわけで。
この細長い形で微妙な角度で位置してくれている事に、奇跡的な感じと不思議さと感謝を感じ得ずにはいられません。
所用でものすごく久しぶりにお役所関連へ。
自宅からは少し離れた所にあるので普段行動する範囲からは外れていて、これまた久しぶりにバスなんかも乗ってみたりして。
家に戻ってからハタと気付いて。
その日1日、嫌な思いというものを一度もしなかったなーと。
バスの運転手さん、役所関連で対応してくれた人々、その他もろもろひっくるめて嫌な思いが一度も湧かなかった。
それが仕事だからと言えばそれまでだけれど、仕事として気持ちよく接してくれているのかそうでないかは感じ取れるものです。
どの人も仕事という枠組みの中だけれども、その人本来のもので接してくれて、そしてそれが心地よかったのです。
あ~、世の中優しさで溢れているなあーと。優しさと善意で溢れてる。
なんてステキなんだろう。
普段のテリトリー内だと顔見知りだったりこちらも分かってる内で動くけれども、まるっきし自分を知らない人だけの知らない場所だったりすると、こう何て言うか一種の違う世界に足を踏み入れる感があって。
その時って、どこどこの誰それという肩書きが付いてないから、ほぼ素の自分だと思うんですね。肩書きを透して見られないというか。
もちろんそこで自分(はこういう者だ)というキャラクターで接することも出来るのですが、せっかくそうでない場なのにモッタイナイ。
例えば「○○ちゃんのお母さん」でもないし「○○会社の人」でもないし「○○やってる人」でもない。肩書意味付けなして「単なる人」として初めの瞬間接して貰える。
一番頑固なのが "自分が思っている自分はこういう人だ" っていうやつで。役職やらの肩書取っ払っても普段そう自分の事を思っているソレは出ちゃうんですねー。当たり前のように染み付いちゃってるから。
でもそれも取っ払ってなーんでもない人として在ったとき。まるで新人さんとか見知らぬ外国へひとりでポツンと行ったかのように。
ものすごーく楽になると思うんです。何の役も演じなくていいから。素の、そのまんまの自分で在れるから。
自然と本来持っている素直さとか輝きが出ちゃうと思うのですよね。
同じように相手にも「怖そうな人」とか「○○のようにみえる人」みたいな頭の中で瞬時に湧いたイメージを透さないで「何でもない人」としてぶつかってみる。
そうすると面白い共振が起こるかもしれません。自分の知らない自分が発見出来るかもしれません。
普段どれだけ自分が自分の事を決めつけたイメージでいたか、気が付くかもしれません。
春分が過ぎ各暦の新年が出揃って、ようやく2022年が動き出したなぁという感じがしています。
そしてとても変化が速い。
今までに増して、自分のウチガワがハッキリと速く外側に現れ易くなっているようにも感じます。
外側のあれこれに振り回されず、ジブンの真ん中に静まり、リラックスや安らかさであれることを増やすのが大切だなーと。
いったん落ち着く。
いったんリラックスする。
それはお茶を飲むことかもしれないし、音楽聞くことかもしれないし、お掃除することかもしれないし、何もしないことかもしれないし。
その時その場で人それぞれ。
あたふたしてたり前のめりになっている自分に気付いたら、取りあえずとまってみる。
そのホンのいっときが、別の可能性をひらけてくれるかもしれません。
なーんも分からなくても
なーんも知らなくても
ちゃんとその時その瞬間
一番ヨキことに
ぜんたいが流れています
それを信頼して
安らかに
リラックスするだけです
大丈夫です
いましかない
桜を楽しみながら
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