窓掃除で思い出し

昨日今日といきなりの雷雨が通り過ぎている。
昨日は突然バン！というすごい大きな音から始まったので、どこかで爆発でもあったのかしらと流石に窓開けて様子見してしまったら雷の開始合図だった。
この連日の雷雨で忘れていたことを思い出した。そう言えば私はアホだった。

今日も晴天からの雷で。風もあったから普段あまり吹き込まない窓も叩きつけるような雨。
その窓まで吹き込むような雨が降るといつもムクムク湧いてくるのが「ここまでガラス全体が綺麗に濡れてるなら、このまま掃除すれば絶対楽だよなー」というアホな思い。

で、今日は実行にうつした。昨日同様雷雨はしばらくしたら通り過ぎるだろうし、何より楽しそーだ。せっかく家に居るこのチャンス、やらない手はない。
小雨に変わりもうすぐ雨雲通り過ぎるのを見計らって、ゴムワイパーでサーッと。
うっはっはー！メチャ綺麗になるではないか～。スバラシイぞお。しばらく窓掃除してなかったから気になってたんだ。多分こまめに窓掃除してるお家なら逆効果だろうけど、全然してないもんだから叩きつける雨で汚れが流されて丁度いい具合に。拭き取りまでやれば完璧だろうけど、どうせしばらく突然のスコールは続くしな、これで充分。

ずっとやってみたかったこのアホ企画を実行出来たのと、思ってた以上に窓が綺麗になったので愉しさ満開になる。もしかしたら向かいのマンションのどなたかご覧になられて「この雨の中何やってんだ」と思われてるかもだけどそんなもんどーでもいーや。満足、満足。

こういった思い付きを実行するのはメチャクチャ楽しい。アホらしいことほど楽しい。くっだらない事ほどあまりに自分がアホらしくて笑える。何よりそんなのやってる時がウキウキしちゃうんだから仕方ない。

ここ数年状況のアップダウンが激しかったり体調よろしくなかったりですっかり忘れていたよ、自分がアホだったということを。
ずっと深刻かのように真面目さんモードに入っていたらしい。窓掃除実行したら思い出しちゃった。
真面目さんモードはすぐ頭使おうと働き出すから、どうせ頭使うなら「いかにしてこの雨中窓掃除を筋残さないようにワイパーかけるか」とかに使った方がいい。

ほらね。アホモード思い出しただけで身体がゆるんだ。真面目はそうであらねばと何処かで思うから身体強ばる。何処かで高尚になりたがる。どこか「違う自分」でいたがる。正解を求めたがる。
正解なんてないのにね。
あえて「正解」と言うならば、ジブンがものすごく楽しめたり喜んだり和めたり、そんなのがジブンとしての正解になるのかもしれない。

楽しそーだ　が元々私の基準だった。
身体キツイと「楽しそー」までたどり着かないから、調子いい時だけ思い出してもそれが基準だったというのは忘れとった。
思い出したということは、身体が元々の状態を思い出し始めたのかもしれない。それならそれでラッキーだ。

楽しそーだは思い出したけど、たぶん前の楽しそーだの基準とは変わってきている。
以前はこれをやったら楽しく何かが得られるとかよくなりそーだとか、そんなのが強かったと思う。
今は「これやったら絶対ジブンが喜ぶ」が絶対値の「楽しそーだ」。この違いは大きい。同じ言葉でも、前のは外向きで今は内向き。意識ベクトルの向きの違い。
どっち向きの意識で行動するかで、同じことやっても全く違う。もう外向きの意識でやる必要はない。自分自身のココロが愉快になる「楽しそーだ」だけで充分だし、そっちがいい。
外側は後からついてくるから大丈夫。

さてさて明日からまたどんな「楽しそーだ」が見つかるか。
アホを思い出したお気楽さで愉しみだ。