一番強く握りしめているもの

2022年2月20日 18:13

ものごとは、本当に順繰りに、ベストのタイミングで現れるんだなーとここ最近改めて感じます。

あれこれ考えて思索しなくても、ちゃーんと一番いい方法で一番いい時に訪れてくれる。
自分に出来ることは、その訪れたタイミングを見逃さないように、余計な事で頭をいっぱいにしとかないで、フラットでいること。
そしてその流れがスムーズに通るように、自分を整えてスキマを作っておけるようにしておくこと。

あとは流れを信頼すること。
突然の出来事が訪れたとしても、思考のワチャワチャに惑わされないで、「そうなのかもしれない」「それもアリかもしれない」と自分の頭の範囲外もいきなりNOとせず、いったん受け入れて、ジブンの感覚に耳を澄ます。聴いてみる。それでGoなら、意味分からなくても無理ない範囲でやってみる。

私の中では、自分の思考はあやふやで信用出来ないけれども、ぜんたいの流れはその時のジブンに一番いい形で訪れてくれると感じていて、日々の小さな出来事の積み重ねがそれを実感し確信へと変えてくれています。

そのぜんたいの流れを感じるのは感性で、思考という「今までの経験値やものの見方」では分からないものです。
流れは「いま」訪れてるものであり、過去の記憶(思考)ではつかめないのです。

こうなったらこうなる、という観点から外れているものなので、そのものの見方で捉える限り、捉えたようにしか物事は起こりません。

コントロール出来ると思い、コントロール出来てると信じているものがカタッと外れたとき、その流れのようなものは感じられます。
ジタバタしてたのは自分だけだったと気付かされます。成るようになるとはこういうことか、と解ります。

本当はいつもなるように成っているのですが、自我サン満開の時はそれが「自分がやった」と思い違いします。大いなる勘違いです。
そして「自分がやった」と思っているので、ヨロシクナイと感じた事に関しては焦りや不安やらがお目見えし、いつものように思考の渦へ、ストーリーの世界へ一目散に走り行きます。

コントロールは出来ていないと知りチカラが抜けたとき、ぜんたいの流れで起きたことは「自分がやった」訳ではありませんから、そこに自分に対する責任は湧いてきません。
もちろん流れを信頼してなければ、また「何でこうなった」と思考が始まるかもですが。

「自分にはどうにもできない」
これは何とも悲し気な言葉に聞こえますが、ある意味「自分」をぶっ壊すチャンスです。
やるだけやってどーしようもない時。もうお手上げで「どーにでもなれ」とコントロールを手放したとき。
「自分」はおとなしくなります。もうやれることがないんですから。

自分をぶっ壊す？となるかもですが。
「自分がいる、自分が考えている、自分がやっている」というのはマボロシです。
さまざまなものが絡み合って「この肉体の自分がいて何かをしている」と思っていますが。
自分をぶっ壊すというのは、その確固たる思い込みにヒビを入れ「？もしかしたら？」くらいの揺らぎが生まれればというニュアンスです。

どんな話を聞こうとも、どんな言葉を読もうとも「自分が自分のために聞いてる、読んでる」ので、結局は思考ストーリーの中に戻るという繰り返しになります。
それはそれでいっときは楽になれるからいいのですが、ずーっとそれの繰り返しです。