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ごろごろ

遠くでゴロゴロと鳴っている。
お。 始まるのか?
ヤバい・・テンション上がってきた。

~急な悪天で被害に合われたり、嫌な思いされた方もおられると思います。
そのような方は、不快な気持ちになるかもしれませんので、ここで読むのはお止めください~



∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

ゴロゴロ ゴロゴロ⚡️
まだ遠い。
でも明らかに私のテンション上がっておる。
昨日に引き続き急な悪天。 昨日は仕事中だったのでまるっきし感じなかった。
以前もどこかで書いたが、私は悪天候と呼ばれるものが好物である。
大雨・大雪・強風・台風 うーん、あと何だ?
とにかく昔からその手の類いが始まると、やたらウキウキする。 ま、変態なのだ。
でもこれは都内に住んでいるからであって、山中とかの自然真っ只中では、僅かな急変も脅威になる事は、以前住んでた時もあるので身をもって知っている。少しは。
それでもやはり、自然のショーは好きなのだ。


まだ雨は降っていない。 少し音が近くなってきた。 一気に辺りが暗くなる。 雲が速い。
ひゃー、来るな。これは来るな。

ピカッと光る。
あっちで、こっちで 光と音の、独特のずれた感じがはじまる。 小雨が降り始めた。
すごーい! あちらこちらでピカピカしてる!
写真撮りたーい! が、上手く写らーん。
何枚撮ってもグレーの空しか写っとらん。
稲妻撮れる人、凄いな。
ま、スマホで撮ろうとしてる方がアホなのか。

大粒の雨が振りだした。 さすがに濡れ始めたので、窓を閉める。 足下びしょびしょ。
子供かっ。と一人突っ込み入れながらもユカイが止まらない。 顔がニヤけてる。

奥で洗い物をしてると、そこまで差し込んでくるピカッ!の光。 お? お?
ドーン! とやってきた。 ほー、久しぶりに何処かに落ちたか? でもこの近辺は落ちれそうな所はないぞ?
再び ドーン!! で、今度はちょっと地響きのように微かに揺れる。
うひゃひゃ~っ! 今日は派手だなぁ。 お祭りみたいだなぁ。 ピカッ&ドーンが止まらない。 もう私のテンションは上がりっぱなしになる。 窓を叩きつけるような雨に変わってる。 外は真っ暗。

いや~、すごいわ。 久々だわ。
窓、綺麗になりそうだなあ。
さすがだなあ、自然のチカラ。 これで少しは気温下がるかなあ。 今朝ヘタばってた街路樹たちも、少しは潤うかなあ。元気になるかなあ。
ひゃーっ! カブの葉っぱ、干したまんまだった! ま、いっか。どうせ熱風でまた乾くだろ。
早上がりでラッキーだったなあ(シフトの相方、すまん。たぶん帰りは上がってるから気を付けて帰ってくれ。)
雨の音すごいなあ。一気に降ってるなあ。
もうちょい降るとバラつきなくなって、音に包まれそうだなあ。
あー、でもそろそろ終わりかな?

と、頭の中はずーっとはしゃいでる。
楽しそう。

何だろね? 自然相手の、先が読めない変化が楽しいのかなあ。
で、ここまではしゃぐのは、今日みたいに「通り雨」的な「限られた時間で」起こる時であって。終わることが分かってるから楽しいのかもしれない。

もちろん、台風の時は飛びそうなものはしまうし、大雪の時も備えはするし、やれる事はやってのオハナシ。
あともう自分の手の及ばない範囲は、ただただ自然のチカラを感じて楽しんじゃう。
楽しんだもの勝ちみたいに。
だって、この自然の大きな振る舞いに、人間なんて何が出来る?
恐れてどうする? 
ま、喜んでる私もアレだけど。
不満こいてどうする? 雨が突然降れば、そりゃー濡れるだろ。 濡れても乾くだろ。
ほんのいっときでも、乾ききってた植物にはどれだけの潤いになったか。
何がイイなんて、わからない。
でも、自然の営みにブー垂れてるのは、よくわからない。 人間なんて自然の全体からみたら、宇宙のサイクルからみたら、鼻くそフンッ!くらいなのに。
あ。ちょっと表現が。 ま、こんなもんだ。


うっすら日が射してきて
30分ちょいのショーは終わってしまった。
あー、面白かった。
特に救急の音も鳴ってないから、何処かに落ちてもなさそう。良かった。

さて、夕飯の準備でも始めるかな。


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kitoma
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