見出し画像

一雫であり すべてであり piece_vol.37

ぽとんと
一雫が天から落ちてきて
わたしの身体の真ん中を通る

その雫の一部はハートに溜まり
溢れでた雫のヒカリで
身体が充たされる

雫はわたしの身体を
まっすぐに通り抜け
足もとからぽとんと落ち

落ちた一雫が
わたしのまわりに
大きな大きな波紋を描く

一雫の波紋は
どこまでも どこまでも広がり
果てなくこだまする

ぽとん ぽとん と
落ちるたびに
幾重もの波がうまれ
きれいに きれいに
広がっていく


ぐぅんと意識を広げれば
ソトガワはわたしのウチガワになり

そこには
天体も宇宙も地球も
自然もモノも動植物も
そしてもちろん わたしも
全てがワタシのナカに在り

わたしのまわりに
果てなく広がった一雫の波紋は
ワタシのナカで
ありとあらゆる全てのものを透おり
そのエッセンスをまとい
やがてまた
天からの一雫として
わたしに落ちてくる

循環しながら繰り返し
さまざまなエッセンスが共鳴しあい
それにより
わたしもまた変化しうつろい
ワタシはヨロコビでみたされる


ワタシの中のわたしは
空洞であり
導管であり
わたし以外のそれらも
すべて同じであり

わたしというものに
動き通過したときに
わたしのものと感じ
わたしであると感じる

言葉や思いも
その動きのなかで
わたしを通過したときに
わたしの言葉で
わたしが思うと
わたしが感じる

何もつかめず
何も固定できないなかで
何かをつかんでいるように感じ
何かを得られているように思い
自分というものがハタライテいるのを
わたしが感じる

わたしはワタシであり
自分であり
わたしでも
ワタシでも
どこでも
遊べる

ワタシのなかの
一雫は
もはや一雫でもなく

すべてが
それとして

美しく

遊んでいる


ありがとうございます。 お受けしたサポートのお気持ちは、この巡りのなかで循環させられるよう、ありがたく使わせて頂きます。感謝致します。