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てをひく

自分でどうにかしよう、自分がやらなきゃというようなコントロールを止めていくと、全体の流れからのサインやメッセージに気が付きやすくなります。

「自分が」が頑張っている時は思考がフル回転してますし、なんたって自分がやらなきゃいけない訳ですから常にその事でいっぱいで、その事に対して周りをみる余裕が弱くなってますから。


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全体の流れからのサインやメッセージというのは、「自分が」のいないスペースでしか拾えません。隙間がなければ流れ込むことも出来ません。

それは誰かの何気ない一言であったり、何回も関連する事を見聞きしたり、よくわからないけれどなーんかそっちの方向向いてるなあと感じてみたり。そんなものらに触れたとき、何となくの直感的な感覚で感じられるものなのです。頭でひねって出てきた感覚とは違うので、わかります。

全体の流れからのサインやメッセージみたいなものは、その時のジブンにとってそういう流れの方向があるよーというものであったり、例えば何かを決めかねていた時「そっちでOK」みたいなものであったり。

そういったものが日々の生活の至るとこにゴロゴロしてるのですが、なにぶん人は「自分でやりたい」「自分がやらなきゃ」が強いので、せっかくのそれらもただの日常の些細な1コマとして流してしまっています。


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自分でコントロールしたいとしているのは、常に外側の世界の何かを自分のためにより良くしたい、という事であり、意識が外向きです。外側がよくなれば自分もよくなるという思いです。だから「自分が」頑張ろうとします。

そして手を尽くしもう何も術がなくなった時「もうどうしようもない」という諦めが起こり、「自分が」諦めて降参したことでゆるみ、ゆるんでスキマが出来たことでその物事がスルリと展開していきます。
諦めて全体の流れに任せたことで成るように事は成ります。


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出来事はなるように成ります。今までも、これからも。そこに「自分」のジャッジが入り、好む好まない、良し悪しと後から付け加えて「これじゃいかん」としてるだけです。そのジャッジは、外側をよりよくするためのものです。

外側をより良くしようとすることがヨロシクナイわけではありません。
ただ、その「より良くしよう」というのは自我であり「今がよくないから」という思いを含んでいます。ここにもジャッジが隠れています。

もうジャッジありきの世界は生きるのがキツくなっていきます。
ジャッジではなく、どちらでもよいけれども、どちらが好みか、自分が楽しくできるか、です。
「どちらでもよい」という視点は対立がありません。グラデーションの中のどの位置をその時選ぶか、だけです。

外側へのジャッジは、自分もジャッジしています。気が付かないうちに。自分の中の認められない自分とどこかで対立しています。
だから、外側をジャッジします。


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そんなもの全部取っ払って。
四方八方塞がなくても、全体の流れに委ねることでどうなるのか観てみると、少しずつでも「ああ、それでいいんだ」となってきます。
「どうにかしなきゃ」がなくなることで、その裏に隠れていた「どうにかしたい」という自己コントロールが外れてきます。

自己をコントロールなんてしなくていいんです。自己をコントロールするということは「自分が本当に好きなこと」をやってるわけではありません。

自分が本当に好きなこと、やると楽しくてやりたくてやっている事は、やってるそのものが楽しいので「どうにかしなきゃ」なんて出てきません。

好きでやっていると思っていることで「どうにか」が出ているのならば、一旦自分が本当に好きで楽しくてやっていることなのか、自分に尋ねてみると、もしかしたら裏側に「何かのため」とか見えてくるかもしれません。


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全体は流れです。
それぞれ個別(としているもの)がそれぞれに合ったタイミングで真実に向かうようちゃんと流れています。それが自然です。
それらが自我や自意識が落ち着き少しずつ受け入れられるよう、サインやメッセージで「納得」をうながしてくれます。
納得から確信や信頼に変わり、少しずつ変化していきます。

少しずつといってももう変化のスピードは速いですから、昔のように何十年もかかるわけではありません。あっという間です。

もうみんな軽くなって来てるのです。
軽くなってきてるから、自分が持っていた重い持ち物が窮屈に感じられるようになってきただけです。それだけ変化し自分が軽くなってきたということです。


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全体の流れは大いなる流れであり、その流れのなかでジブンというオリジナリティーが輝きます。その人にしか現せない味わいが出ます。それがまたヨロコビとなります。

外側ではなく内側。
自我の自分ではなく本来のジブン。
本来のジブンであることで流れに任せられるようになり、任せられることでよりジブンらしく生きられるようになります。不思議なことに。


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自分が 手を引くことで
ジブン が輝きをもどします


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kitoma
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