春が流れてきている

春が
やってきている

スキップしながら。

寒さの中で育んだもの

ぎゅうぎゅうになって

よっしゃ～っ！となって

守ってきてくれたもの
脱ぎ捨てて

お陽さまパワーが
後押しして

そこらじゅうに

笑い声が聴こえるかのように

"楽しげ"が

漂っている

この
植物たちの活気は
気にしてようとしてまいと
ニンゲンたちにも元気をくれていて

ありがたいさ
いっぱいです

どれだけ固めたものでも
スキマさえ出来ちゃえば
新たな息吹が
いつの間にか現れてたりして

重石のせてると思ってても
実は周りは
スッカラカンだってりして

いや、
囲われていたいんじゃいっ！
とガンバっても

その下は
大地なんで

生命なんで

新たな息吹は

押し上げてきますから

そしてその
"囲ってる"と思ってる
その下も

大地ですから

ざんねーん

オマモリ役目を
おえたものは

自然に

はがれ落ちます

それは
真中が
より深まってきた
ということでもあり

より
ひろがったと
いうことでもあり

落ちたものが
ふようだと
することもなく

摂理からみれば

すばらしい
養分でもあるわけで

なにひとつ

減ることも
増えることもなく

ただ

流れています

流れてすら
いません

いま

瞬間

しか
ないなかで

いま
喜ばなくて

いま
楽しまなくて

いつ

笑うのでしょう

いま

愛でられるのに

ヒカリは

そこらじゅうに
溢れています

それは

暗さがあってこそで

ヒカリだけだったら

その輝きも

気がつけません

小さな一粒の種が
この形で　この配列で　この配色で
花ひらくという奇跡

同じものは
２つとない不思議

ニンゲンも
その不思議のひとつ

森羅万象の
ひとつ

摂理の巡りのなかの
ひとつ

ふふふと
ココロがほころぶものは

そこらへんに
たくさん

いま　喜んで
いま　楽しんで

すると
また次の　いま　がやって来るから

また
いま　笑って
いま　安らいで

いま　に
くつろいで

ぜんたい　に
とけこんで