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静まりながら3月シマウ
毎月末になると「はやいなあー」と言ってる気がします。
毎日毎瞬に目を向けてると、気が付くと昼になっていて気が付くと夜になっていて。
じゃあ無駄に時を過ごしてるのかと言うと、その時その時目の前の事に一生懸命になってみたり喜んだりしてるわけで、ぎゅーっと詰まってるんじゃないのかしらん。
これが終わったらこう、あれはいつまでにやらなくちゃいけなくてーとか完璧なスケジュールを立てるのも楽しいし立てていた頃もあったけれど、その完璧さに縛られちゃうと、その通りに進んでない時の焦りや出来なかった時の自己否定が湧いてきちゃうし、突発で何か入った時の融通性がものすごーく減ってしまったりして。
生活上やらなくてはいけない事はポンポンと置いて(確認して)、それをするためにはこれこれこうしてという「やり方/手段」の詳細をその時任せにしてみたら、なんかぐーっと余白が広がった気がします。
これをやるにはこうしとかなきゃと決めてると、その方法はもちろん出来るのだけれど、それ以外の「こんな形でも出来るかも」が消えちゃう(気が付かない)ので、まあ実行は出来るからそれでいいのですが「自分の枠内」からは出れないなーと。
例えば何処かへ行くのに電車に乗るとして。
目的地までの乗り換え経路は調べるのですが、どの辺りに乗ればスムーズに乗り換えが出来るかはその時の「何となく」に任せて行動すると、初めての駅でも乗った車輌が乗り換え口の目の前だったり。
どこに乗ればスムーズか知ってる経路でも、今日はちょっとズレた所だなーと乗ってみると、到着駅が工事してたりとか。
そんなこんな些細な事を繰り返し体験していると、「頭使わん(ギッチリ決めてその通りに動かない)方が楽なのねー」と思うようになるのと、頭使ってどーこー頑張らなくても、お任せしちゃって大丈夫なんだという信頼が増していきます。
その場その場に任せてみるということは、その場その場を緩みながらも「どうなるんだろう」と楽しんでいます。
こうやって次はああやってとしてる時は、その間じゅうずーっと思考を使っているので、その目の前の事を一生懸命やっているようで、実は先へ先へとイマでないどこかへ飛んでいます。
時間というものも気にするだろうから、急いでいるのにものすごく遅く感じてそこから焦りが出てきてみたり。
でも不思議なことに、その場に任せてゆったり気分でいると、だいたいは予定通りの時間で進んでるのです。もしくは予定よりずっと早く事済んでしまったり。
頭を使わないで行動するというのは、アホなようで発見がいっぱいです。気づきがいっぱいです。可能性がいっぱいです。
だって、何が起こるのか分からないんですもの。
これをする、という到着点みたいなものは決めていて分かっているけど、そこに辿り着くまでのルートはどんなのか分からない。
分からないから、その時その時「何が起きているんだろう」と興味をもってイマにいます。
もちろんその時「ああ、これはこうだから」と分析みたいなのを頭が始めなければ、ですが。
そうやって緩やかにイマを楽しんでる時。
自分の頭の中のスケジュールや方法で決められた枠内で同じことをした時よりも、スカスカのようで実は枠外の色んなものが入ってきていて、ぎゅーっと詰まってるんじゃないのかしらと思うのです。
そしてその"詰まり"はそこを滞らせるものではなくて、自分の中の彩りに変わってまた流れていって。
3月はそんな「頭を使わない」事で起こる不思議さ素敵さミラクルさをたくさん味わった感じでした。
上野公園の桜は今年も見事ですが人出も見事で
それでもやっぱり綺麗ですし
このひと時が愛おしく感じます
桜ばかりに気を取られていたら
いつの間にか新葉がキラキラし始めていて
そうか新緑の季節に変わっていくのかと
いつもの神社の桜も咲いて
幹に落ちた花びらも可愛くて
もうしばらくピンクの季節が楽しいなーと
年度末ということもあって3月末は切り替え感が強いけれど、全体的にもなんかこうすーっとしたの方へ、自分の真ん中の確認と下の方へしずまる感じが強いかなと感じます。
重さはないけれど、新たが始まる前のひと呼吸、しっかりゆったり留まり休まる感じです。
花びらが放れた後の桜も
また違う味わいでキレイです。
そんなこんなで3月シマワレ
さて、新たがまた始まります。
どんな新なのか
楽しみです。
3月お疲れさま そして
ありがとうー
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