まなかにあれ

”自分の中心縦方向を意識して
真ん中ぽっかり空洞のように”

ここ数日やたら見聞きするワードで
形違えど似たような内容で
色んなタイミングで幾つも幾つも現れる

はいはい　とばかりに
見聞きした時そのまますぐに
それらを意識してやって
日に何回もスーハースーハー
深呼吸することになる

ふむ
確かに通りやすいな
中心幅も広がってるっぽい

そういうキャンペーンでも
やってるのかしらん　そんなわけないか

手軽に真ん中戻り易くなっているのは
ありがたい

どんな場所でも
ちょっと自分の真ん中意識すれば
そっちにすぅーっと戻れるのだから

雑踏のなかでも
騒音のなかでも
もちろん
静寂の中でも

かつての場面と
再開＆再try　が起きているのは
どーやら私だけではないらしく
それらしき話もチラホラ聞くので
進化具合の絶賛お試し期間中なんだろう

以前と同じようなパターンを繰り返すのか
違う感情が湧いて来るのか
思考グルグルで迷子になるのか
肩透かしのように何事もなく済んでしまうのか

何より　それが始まった時に
「あ　以前も似たような事あったな」と
気付けるかどうか　が先ず一歩で

気付ければ自然とその場面から少し引けるから
多少の俯瞰したところからその場面を観れて
目の前の現実と自分の中の視点との同時進行を
もれなく感じられる

そこから
思考や感情といった
身体の働きに巻き込まれて同化していくか
そのまま俯瞰位置をキープできるか

俯瞰位置といってもいいし
自分の真ん中安全地帯から　といっても
いいんじゃないのかな

思考が少しずつ
フェードアウトしていくかのように
離れやすくなってきている

もちろん消えてなくなることも
起きなくなることもないのだけど

それに絡まり取られるということは
格段に減って
影響を受けにくくなってくる

今まで当たり前に騒いていたそれが
静かになった時
何が起きるのか
自分がどう反応するのか

自分のなかが
どう動くのか

外側の音のうるささよりも
自分の内側の騒音のほうが
よっぽどうるさかったし
影響を受けていたと知る時

外側の音は　騒音でなくなる

もちろんうるさいとは思うけれど
単に流れのひとつになる

それは
外側の誰かの言葉も同じ

その場の流れのひとつとなる

誰かの言葉　と敬うやまう事も蔑さげすむこともなく
ひとつの単なる音となる

同時に
内側で起きている
「自分」と固定させている
思考から来る言葉も
同じこと

本来のじぶんでないそれは
単なる湧いては消えて行く
音となる