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迎え消え変わる

ものすごい恐怖が訪れたとき


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いやだいやだと
逃げることもできる

チラリ見して
何か別のものに切り替え
見なかったことにするのもできる

その中にもまれ
ぐるぐると一体化することもできる


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ものすごい恐怖と
対峙しようとしたとき


ふぅーっとひと息つき

お出ましなされましたなと
腹をくくり

その
恐怖のなかへ

とぷんと入る


もわぁんとする中
じーっと黙る

呼吸だけに
意識を向け
もわぁんが暴れるにまかせ
もわぁんをただ観る

理由も何も考えず
ただただじーっと観る


走り回るもわぁんと対照的に
自分の中は静かになる
何のゆらぎもない湖面のように
すぅーっと
どこまでも静かに沈んでいく

沈んでいくほど
クリアになり


少しすると
もわぁんは勢いがゆるみ
霞がかったモヤくらいになる

自分の中の
クリアさは増し
モヤとの間には空間ができ
さらに静けさが深まる


モヤがお香の煙ほどになると
その静けさの中で
消えゆくモヤが
何ともありがたくなる


出てきてくれて
ありがとね


モヤの気配がなくなる頃
ハートあたりは暖かく
ジブンの真中は
すん と澄んで
なにごとの音もなく

あたりすべてが
ありがたさで
いっぱいになる


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何ともいえない
安らかさが
ひろがる


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kitoma
ありがとうございます。 お受けしたサポートのお気持ちは、この巡りのなかで循環させられるよう、ありがたく使わせて頂きます。感謝致します。