我が家のリノベーション録 <荒壁・中塗り>
半年発酵させた土壁に藁を混ぜて荒壁塗りスタート
竹小舞でつくった下地にコテで押し付けるように塗っていきます。
裏側からみると「ぶちゅっ」と程よくはみ出してるのがいい具合。
片面塗ったら1ヶ月強乾かして裏側も塗るのですが、乾かし途中に発芽してる稲を発見!
壁に命が宿るなんて、素晴らしすぎます。
両面塗って更に1ヶ月強乾かし、表面が割れてくると荒壁塗り完成です。
荒壁塗りの後は中塗り
荒壁の凸凹を整える「大直し」で下地を作り、その上から仕上げをしていきます。
その昔、庶民の家はこの「中塗り仕上」を壁の最終仕上げとしており、身分の高い家ではこの上に「上塗り」をして漆喰などで仕上げていたとか。。。我が家は庶民なので迷わず「中塗り仕上」を選択しましたが(金額も安くなる為)触るとポロポロ落ちやすいのと、色が濃くなってしまうので、中塗り土に石灰を混ぜて、硬くて白めの中塗り仕上(半田<ハンダ>仕上)にしました。
石灰が入るとカビにも強くなるので一石三鳥。
2023年12月31日 文:康文