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大学院のストレスを乗り越えるには
先日、大学院の後輩とお茶をした。
私の大学院のプログラムはメンター制度があって、卒業生と在学生がペアになり、在校生が悩みを先輩に相談できるようになっている。
私は、卒業生として、今1年生のタイから留学しているリリーちゃんのメンターになり、大学院の近くのタピオカドリンクカフェでお茶しながら話すことになった。
リリーちゃんは開口早々、「2年目を迎えられるか不安。」と話し出す。
あぁ、その気持ちものすごくわかる。痛いほどわかる。
私の大学院のMusical Writing プログラムは一言で言うと、鬼。
大体30人くらい同級生がいる中、
半分が作詞脚本家(Words person) 、半分が作曲家(Music person)。
1年目でWords Person全員と Music Person全員がそれぞれペアを組んで1曲ずつ作り、誰と相性がいいかを確認する。
2年目は、自分の学年の中で1人を選んでその人と1年間かけて長編ミュージカルを作る。
2年目に一緒にミュージカルを作る人をどう選ぶか、それが問題。
マッチングカップル方式をとる。
1年の最後に、1人1人の生徒が自分が組みたいと思うクラスの中の作曲家or作詞家Best 10 リストを作り、そのリストをもとに教授が2年目の制作ペアを決める。
1学年には15人以上はそれぞれ作詞家、作曲家がいるから、Best10に入らない人ももちろんいる。
誰のBest10にも入れなかったら・・・
まずは卒業生や自分の知っている人など、クラス外で一緒に組んでくれる人を探す期間が与えられる。
それでも、誰も見つからなかったら・・・
退学。
年間6万ドル以上の学費は散っていく。。。
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全ての生徒がこの制度に過度の精神的ストレスを抱え、
このマッチング制度に異議をするけれど、
教授は言う。
「これが、現実です。」
要は、ミュージカルは1人で作れるものではないから、
誰からも一緒に制作したくない、と言われてしまったら
ミュージカルは生まれない。
私たちは、大学院1年目から、自分が選んでもらえる人になれるか、という恐怖を抱えながら一つ一つの課題を行なっていく。
どうやってそのプレッシャーから自分を守っていくかと言うと、
まずクラスメイトの9.5割は学校のセラピーに通って気持ちを安定させる方法を探している。
そして、精神安定剤を飲む。
さらに、何人かはウィードをやっている。(授業中少し匂う・・・)
私が1番仲良かった子は、学校の課題の量が多くてスケジュールをコントロールできずストレスを抱えてセラピーを受けてたけど、複数のセラピー使うせいでダブルブッキングが発生し、片方の耳のイヤフォンで瞑想セラピーしながら、もう片方の耳で別のセラピストからアドバイス受けていて、さらに課題終わらないから手元ではピアノで楽譜作ってて、セラピーの意味あるのかは謎だった。
で、私はどうやって自分の精神をコントロールしたかというと
お菓子を食べまくった。
学校と家の間のお気に入りスイーツショップとベーカリーをいくつか見つけて、その日の体調に合わせてドーナッツ買ったり、ケーキ買ったり中華まんかったり。
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深夜3時になっても脚本書き終わらない時とか、マカロン食べながら泣いてた。
辛い思いでも、お菓子食べながら乗り越えたと思うと、振り返った時あまり辛そうに感じないから、やっぱり甘いものって正義。
リリーには、タピオカたくさん飲みなって
全く役に立たないアドバイスをしてメンター業務を無事終了したのでした。
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