見出し画像

「追憶の雨の中」ボーカルのこと(キト)

11 月24日にアップした、福谷雅治さんの「追憶の雨の中」のカバー動画についての記録です。

メインボーカル

今回は、原曲でいってみよう!ということで原曲キーでメインボーカルを練習していたのですが、低い音域で歌うことの難しさを感じました。

高い音は思うように声を出すことが難しいというのはよくあることですが、低い音の場合も歌うのが難しい。低くて出づらい音を大きく出そうとすると裏返るような声になってしまうんですよね。そうならない範囲で、抑揚をつけるのが難しい。どうしても単調になってしまうという点が課題でした。

この曲は、歌詞は儚いですが、アップテンポなので、歌詞と音域にひっぱられて下へ下へいってしまわないように「上へ上へ」を意識して歌いました。

声って不思議なもので、同じ高さの音でも意識を変えると音色が変わりますよね。全体的にキーは低いけれども意識は上に。
(動画の中で、ところどころ手をあげているのはそれが出ている感じがします)

「あ」を言う

単調にならないためにもう一つ意識したのが歌い方。特に「あ」をしっかり歌うことです。

①追憶の雨の中
ついおくのあめのなか〜とそのまま続けてしまわずに、追憶の「あ」めのなか〜と、「あ」を言い直すこと。一瞬喉を締めて「っあ」と言い直さないと強調できないので、あのテンポでぎゅっと喉を締めるのは忙しいのですが意識しました。

②2人の愛も流されてく
ここも同じく、ふーたりのあいーもーではなく、2人の「あ」いも流されてく
①ほど「っあ」とまでは絞めないのですが、「あ」を斜め上に投げるように歌うことを意識しました。

カバーの際は、できるだけいろんなバージョンの原曲をきいて、まずはご本人の歌の特徴を真似てから、自分の歌い方をやっていくということと、ポイントポイントで自分ルールを作って実践するということをやっています。歌の表現の幅を少しずつ広げていけたらいいなと思っています。


コーラス3度・5度

今回はコーラスを2本入れています。
ライブバージョンのゴスペルっぽい雰囲気のコーラスを目指したのですが、全体的なアレンジや、メインボーカルとの兼ね合いでゴスペル感は抑えられる仕上がりとなりました。
元々私はハモリが絶望的に苦手でした。(スコッチが頭をかかえるほど)
ただ、曲に厚みを出したり、世界観を表現するにはコーラスはとても重要なので、音を取っては歌ってみて、音が取れるようになったら声色を考えて実践、という作業をやっています。
カバーでいろんな曲に挑戦するうちにコツがわかってきた部分もありますが、まだまだ耳を鍛えて、音感を鍛える必要があるなと毎回感じます。


メモのような記事になりましたが、記録として書きました。

「へーそんなふうに歌ったのね」と思いながら、また聞いてもらえたらちょっと面白いかもしれません。
「っあめのなか〜」を、よかったら一緒にやってみてください。

キト

いいなと思ったら応援しよう!