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令和6年9月議会まとめ

皆様、いつも大変にお世話になっております。
匝瑳市議会の近藤魁人です。

今回は令和6年9月議会について、主な議題と私が取り組ませていただいた内容を中心にご報告いたします。


令和6年9月定例会の結果

9月議会では、市から提案のあった報告2件、議案12件、そして令和5年度の決算についての審議が行われました。我々、議員は各常任委員会において、付託された議案の詳細な審査などを行い、そして採決の結果、議案をすべて認定・可決いたしました。

近藤魁人の取り組み

私は令和6年9月議会全体を通して、大きく以下の取り組みを行いました。
また、近藤魁人の一般質問の様子は以下で確認いただけます。

1. 令和5年度決算報告の審議

私は匝瑳市の財政健全性について、以下の点を確認いたしました。

  • 質問: 市の財政健全性をどのように評価しているのか?

  • 答え(財政課長): 「財政の健全性は、実質公債費比率や将来負担比率などの指標で評価しており、いずれも国の基準を下回っているため、健全な運営がなされていると考えています。ただし、経常収支比率が97.1%に上昇しており、今後はこの経常収支比率の改善に注力していきます。」

ポイント: 匝瑳市の財政は健全な状態を維持しているが、経常収支比率が課題となっており、これを改善するための取り組みが必要。


2. 自主財源の確保に向けた取り組み

財源確保は市の持続可能な運営に欠かせない課題です。
私は自主財源確保のための具体策について質問いたしました。

  • 質問: 自主財源の確保に向けた方針は?

  • 答え(財政課長): 「ふるさと納税の推進や、公共施設へのネーミングライツ付与などを進めていきます。」

ポイント: 匝瑳市ではふるさと納税の推進を強化し、公共施設の命名権販売など新たな収入源の確保に努めている。


3. ふるさと納税の現状と目標

ふるさと納税は市の財源にとって重要な柱です。
現在の状況と目標について、以下のように質問いたしました。

  • 質問: 現在の返礼品の内容と今後の展望は?

  • 答え(企画課長): 「令和6年4月時点で、返礼品は137品目あり、主にお米や野菜、卵などの農産物が中心です。しかし、返礼品の充実やPRの強化が課題とされています。今年度の目標額は3,000万円です。」

  • 質問: ふるさと納税のリピーターを増やすための工夫は?

  • 答え: 「寄付者には礼状を送付し、引き続きの寄付をお願いしています。また、新たな返礼品の開拓にも積極的に取り組んでいます。」

ポイント: 返礼品の充実とPR強化が重要な課題とされ、目標達成に向けた施策が進められている。


4. 市民病院の経営改善に向けて

私にとって特別な思い入れがある匝瑳市民病院について、経営改善に関する質問いたしました。

  • 質問: 令和5年度の赤字と経営改善策は?

  • 答え(病院事務局長): 「令和5年度の赤字額は1億8,000万円です。令和6年度は特に収益改善に重点を置き、入院患者と外来患者の確保に努めていきます。」

ポイント: 匝瑳市民病院は大幅な赤字を抱えているものの、収益改善策として患者確保などに取り組まれている。


まとめと感想

今回の9月議会では、財政健全性の維持と改善、自主財源確保の取り組み、ふるさと納税の強化、そして市民病院の経営改善について確認させていただきました。

市民の皆様から市の施策や、子育て政策、福祉政策等の様々なアイディアをいただきますが、やはり課題となってくるのが、財源の確保です。
私は、ただ「ないからできない」で終わらせるのではなく、「なぜないのか」「どうすれば確保できるのか」を考えることが大切だと思っています。

実際、近隣の自治体ではふるさと納税を有効活用して、学校給食の無償化といった取り組みを成功させているところもあります。匝瑳市でも、このように効果的な施策を目指しながら、みなさんの生活を支えるための財源を確保していく必要があると考えています。

また、匝瑳市民病院については、私にとって特別な場所でもあります。
実は、私の曽祖母が最後のひと時を過ごしたのがこの病院でした。そんな思い入れのある市民病院が、今後も市民の皆さんにとって安心できる存在であってほしいと願っています。

現在の建て替えを進めるにあたり、色々と課題があるように思えます。ただ、建て替えれば良いかというとそうではなく、市民の安心・安全のための市民病院が求められています。今後も取り組んでまいります。


以上が令和6年9月議会の報告です。
ご拝読いただき、ありがとうございました。

近藤 魁人 拝

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