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外側上顆炎で結果を出すには
今日は外側上顆炎の施術の戦略について書いていきます
・外側上顆炎とは
様々な病態が報告されていますが、近年では短橈側手根伸筋の腱付着部の炎症が主な原因と考えられています
病態としては筋及び起始部の炎症、微細損傷などの記載があります
・短橈側手根伸筋が原因の理由
前腕伸筋群のうち、短橈側手根伸筋、総指伸筋、尺側手根伸筋は共同腱を構成していて、その共同腱の中で短橈側手根伸筋腱は、上方、深層まで腱線維が存在しています
他の伸筋群は筋と腱が入り混じっているような構造のようですが、短橈側手根伸筋は腱性部のみで、更に付着部の面積も小さいので、張力に弱い構造になっています
これに加えて、外側上顆の前方関節包の厚さと後方関節包の厚さの違いもあり、前方が薄い構造になっていて、短橈側手根伸筋が付着している前方の関節が薄く脆弱であるため、こちらも要因となっているのではないかという考えもあるようです
・外側上顆炎の判断
<外側上顆炎ガイドライン>
①抵抗性手関節背屈運動で肘外側に疼痛が生じる
②外側上顆の伸筋群起始部に最も強い圧痛がある
③腕頭関節障害など伸筋群起始部以外の障害によるものは除外する
外側上顆炎の痛みの部位としては3つ
①付着部
②筋腹
③腕頭関節(難治性)
これらの痛みの部位の確認を行います
腕頭関節に圧痛がある場合には、腕頭関節に存在する滑膜ひだの炎症や関節内の嵌入による疼痛も考えられます
・外側上顆炎の施術で結果を出すには
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