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自分くらいはあの時の自分の味方でいてあげたい
トピックスのメモの中でも結構ちゃんと書きたかった1つ。
ようやく執筆です。
結構大事にしてる思いの一つで、人から相談などを貰った時もよくお話ししています。結局この一言で結論みたいなところはありますが、ちょっと肉付けしていきたいと思います。
「こう」とか「そう」みたいな抽象的な言い回しが続くので、あなた自身に当てはめて具体的なことを思い浮かべながら読んでもらいただくといいかもしれません。
自分くらいはあの時の自分の味方でいてあげたい
今までの人生で後悔していること、ありますか。
私はあります。でもあんまり後悔しないようにしています。
私の浅く短い人生経験の中であなたと共感できるものはあるでしょうか。
ざっくりとした大きな後悔、ありきたりかもしれませんが
・あの時もっと勉強していればよかった
・あの時もっと必死で練習していればよかった
・あの時あの人に想いを伝えればよかった
・あの時もっと就職活動を頑張ればよかった
このあたりでしょうか。内容はひとまず置いておきましょう。
もっと早く始めればよかった、あんなこと言われければよかった、こうすればよかった、しなければよかった
人それぞれ色も形も大きさも違う後悔が心の中にあるかと思います。
そういうことを思うとき、その時の心境とかを思い出してほしいなと思います。
こうしたほうがいい、これはしないほうがいい、こういった思いはきっとあった、わかっていたはずです。
それと同時に、漠然と不安があったり、行動する気力が湧かなかったり、なんとなくしんどかったり、なにかしらネガティブな要因があったのではないでしょうか。
頭の中で分かっていてもできなかったこと、余裕がなくてつい良くない発言をしてしまったこと、そういうこともまるっと許してあげてほしいんです。
その行動や言動で自分や他者に対して良くない影響があったかもしれません。外から非難を受けたかもしれません。そういった人はあなたを許してくれないかもしれない。
だからこそ今の自分があの時の自分を許してあげてほしい。
自分の内側を一番理解しているのは自分。
その瞬間の自分はそうするしかなかった。そんな要因があった。
あの時頑張れなかった自分を「なんで頑張れなかったんだ」と自分自身まで加害者になってしまうのではなく、「あの時うまく頑張れなかったけど、こんなつらさを抱えていて、そんな中これだけ頑張れた、その時に出せる100%を出せた」と肯定してあげてほしい。
過去を整理して、心を少しでも軽やかに。
反省と後悔は切り分けて考える
今までお話ししたことのベースに必要なのがこれかなと思います
失敗も挫折もない人生を歩んできたという方はきっと少ないでしょう。
上手くいかなかった過去に想いを馳せる時、次に活きるように収穫があれば最善だと思います。
こうすればうまくいったかもしれない、こういうことはしないほうがいいといったことを知識・経験として集積する、これをすることで今後をよりよくできるんじゃないかなと。
そこに必要以上に感情を入れず、収穫だけを目標として事実に目を向ける。
気を落としたり悲しい思いをする必要はありません。
今の自分がもっと幸せになれるように過去の自分の知恵を分けてもらいます。
誰かの味方にもなれるかもしれない
ここまでお話ししたことは外側にも使えると思います。
人から嫌な思いをさせられたり、人に対して「もっとこうすればいいのに」と思ったりしたときに、目の前の物事だけですべてを判断せず、そこに至った経緯や思いを推し量る。一言で言えば「思いやり」とかになるんですかね。
どこまでいっても人は人、心を読むことはできません。でもそこであきらめずに考えてみる。自分が自分を許してあげるように、人の許せる言い訳を探す。本人に直接尋ねることも効果的かもしれません。どうしてもそうせざるを得なかった事情があるかも。
人を理解することや許すことで自分の心もまた豊かになれると思います。
すべてを許す必要はもちろんありません。
そのうえで自分のためにも相手の味方になることは大事だと思っています。
おわりに
ここまでお話ししたことは無論あなたの考えを否定するものではありません。
人それぞれの考えや価値観があるべきだと思いますし、それこそが人間の美しさだと思っています。
こういう考えやスタンスもあっていいんじゃないかなという一助になればと思っています。
少なくともここに1人こういう生き方をしている人間がいると思っていただき、考え方の1つを知ってあなたの中の片隅においていただいたり、人に当てる目の1つになれたりすればとてもうれしいです。
たくさん自分や人を肯定してあげてください。
自分で自分を肯定できなければ他の誰かに肯定してもらってください。
私もその誰かのうちの1人です。