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人は口が4.5割

そろそろ書くか〜お待たせです。
誰も待ってなかったかしら。

『人は見た目が9割』という作品、ご存知でしょうか。
清々しいほどのルッキズム。
私はこの作品、微塵も読んだことないです。本当にタイトルしか知りません。いつか読んでみたいです。
なので、今回内容は全くの無視、このタイトルだけにあやかって本稿を執筆いたします。

結論から申し上げると、このタイトルを見て私は「確かに〜」と思いました。ルッキズマー。
勿論、顔が可愛ければそれだけでいいとか、身長170cmない男は人権無いとか、そういう話がしたいわけではなく。
私はここで、見た目とは人間性の1番表面の部分だということを論じたい。
綺麗事も悲しいまでの現実も並べていきましょう。
どうかこの文章がなるべく人を不快にさせませんように。

容姿とは

ざっくりと首より上と下に分けることができると思っています。要するに、「顔・髪型チーム」と「それ以外チーム」。
見た目も内臓も結局のところは遺伝的な要素がかなり強いので、一概には言えないなんてものじゃないですが、やっぱりある程度全部見えるところに現れてくる。そこから見えるものを「人格」みたいなところに落とし込んで考えるという作業です。
前後しますが、それ以外チームから。

それ以外チーム

更に四肢に二分されますが、言いたいことはだいたい同じです。
ごく単純な話、太っている人を見た時に
・たくさん食べる
・運動を習慣的にしていない
・代謝が悪い
この中のどれかには当てはまりそう、こういうことを考えるわけです。さらに残酷っぽいことを言えば「自制心がなさそう」「見た目に気を使っていなさそう」という拡大解釈だってされうるわけです。
一般論ではなく、こういった考えを持つ人もいるというくらいのスタンスで。

顔・髪型チーム

容姿全体の中で占める体積の割合がかなり低いにも関わらず、容姿を判断する上でかなり左右される。
「それ以外チーム」って割と足切り、もしくは小加点みたいな面が強いと思うんですよね。体毛とか、体型とか、身長とか。これくらいだったらいいな、これはちょっと嫌かも、みたいな。
けど顔・髪型チームはそういうわけにもいかなさそう。そりゃそうです、人間の目が顔に付いている以上、顔が1番視界に飛び込んで来やすいんですもんね。

人は他者の容姿に何を思うのか

あなたは友人や恋人に求めるものは容姿と中身、どちらでしょうか。「恋人に最も求めるものは容姿」みたいなスタンスってちょっと揶揄されがちですよね。人それぞれ何を求めるかは自由じゃないですか、叶えられるかとかそれに見合うものを自分もギブできるかとかは別問題として。
じゃあ容姿を重要視するとして、どんな事柄が大事でしょう。目が大きい、鼻が高い、短髪、細身、それもまた色々でしょう。
そういう「結果」みたいな、見たままの容姿を判断する上で、別の要素も無意識に入ってきているはずなんですよね。
例えば、よく笑う人。笑顔が素敵という表面的な理由に加えて、「幸せそう」とか「明るそう」みたいな内側も推察されますよね。
筋肉がかなり付いている人は「アクティブ」「努力を継続できる人」「ストイック」な場合が多そう。
外的な要因でいえば、ブランド物を身にまとっている人は「お金をたくさん持っていそう」とか「自己顕示欲が高いのかな」みたいなことも考えられる。
そういうことって本当に細部まで、生活習慣とか人格とかが表面に出てくると思っていて。肌質もその節ありますよね。
かなり長くなりましたがここから本題、更に私見の純度を上げてお話ししていきたいと思います。

人は口が4.5割

加速させようにもこれに尽きるんですが。ちゃんと解説します。
まず前提として、ここで掲げた「口」もはあくまで容姿としてのものです。『人は話し方が9割』という冒頭のものと酷似した作品がありますが、今回言いたいのは言葉が紡がれる器官としてではなく、顔の一部としての口です。話し方も大事なのは言うに及ばず。
私は「見た目は口が5割」だと思っています。「人は見た目が9割」とするなら、そのうちの5割、つまり「人は口が4.5割(もしくは4割5分)」というわけです。算数。

「なんで口が5割も?」という疑問。ズバリ、「口に1番人格が出ると思っているから」。なんともロジカルからかけ離れた、フィーリングとパッションだけの理由。
私は自分の経験や直感にそこそこ自信があります。今までの人生でたくさんの人のことを見た目で判断してきました。人の顔を見た時に、「だいたいこんな人なんだろうな〜」と勝手に考えますが、その予想が大きく覆されたことって正直あんまりないかもしれません。
じゃあその判断材料は何かと言うと、口なんです。
漠然とした表現になってしまいますが、「口角が基本的に上がっている人は割と幸せ、もしくは不満の少ない人生を歩んできた」とか、「口先が少し尖っている人は不平不満をよく言う」とか、バックグラウンドとか性格とかが口に1番よく現れる、そして信頼性が高い。

ここからの話も私の経験談ではありますが、新型コロナウイルスが猛威を奮っていた頃に知り合った方がいまして。明るくて天真爛漫な空気の方でした。出会った時からマスクをしている姿しか見たことなかったんですが、初めて一緒に食事をした時にマスクを外した姿を見て驚きでした。今までの行動や言動、空気からは想像の範疇にありませんでした。口角がすごく下がっていたんです。
文字にしてみればなんのインパクトもありませんでしたがその時の私には結構衝撃でした。翌々話を聞いてみれば納得でした。
人の話を勝手にしすぎてはなのでこのあたりで差し控えますが(口角の話はご本人にもしたことがあります)、短期的にも長期的にも人間性や心情が1番現れやすいと思っています。

表情を構成する要素

少し話は逸れますが。
口がこれほど印象を強く抱かせるのは、表情を構成する要素の1つであり、1番その効力が強いからだと思います。
他の要素とすれば、なんかがありますね。これらは顔の中でも比較的動きが大きいもので、逆に動きが現れづらいものとしては鼻や耳、肌質あたりでしょうか。
目は瞬間的には表情を出せるけど長期的なものは難しい。
眉は目よりも表情に占める割合が大きくて、長期的にもある程度形が固まって人格の現れやすいところですが、口ほどではないのかなと思います。それと、眉は割と描かれることが多いため、作為的なことができてしまう。
口に関しては、唇に色を付けることは珍しくなくても口の形そのものはあまり手を加えられるものではなさそう。
口は偉大。

保険掛けコーナー

もちろんこんな口の人は絶対にこういう人!という確定的なことは言えませんし、結局は各々のフィーリングによるところなので、この判断がいつも正しいとは思いません。でも見た目というわかりやすいものの中で、何か一つ判断材料にできるものを見つけられるといいかなと思っております。

おわりに

例の事ながら、ダラダラと内容の薄いことを書いて失礼しました。ここまで読んでくださってありがとうございます。
今回「見た目としての口」が持つ力を、私は言及するという野暮な形をとってしまいましたが、きっとあなたにも、別の誰かにも、無意識に人を口で判断している瞬間があるはずです。
実際に人と対峙する時は、勝手に決めつけてかかるのではなく、見た目を「不確かな予備知識」程度に携えて、最初の接し方を考えるくらいがいいのかなと思います。もしくはその人と関与しないという選択をすることも1つでしょう。

あなたの口角が、瞬間的にではなく、長期的に少し上がりますように。

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