大晦日なので2020年推しnoteを発表する
はい。大晦日ですし、2020年の推しnoteなんていう素晴らしいタグもあることですし。せっかくなのでわたしも今年読んでよかったnoteを発表します!したい!させてくれ!ヨイショ!
岡田悠さん
ドミノが倒れる爽快感。倒れないかもしれない緊張感。倒れた時の歓喜。倒れなかった時の悲鳴。膨大な時間と汗が注ぎ込まれた造形物が一瞬にして崩れゆく儚さ。見ているこっちまで手に汗握ってしまう。
これ、やりたい。ドミノ、やりたい。
だから会社のリモート忘年会で、リモートでドミノ倒しをすることにした。
大変不勉強ながら、岡田悠さんのことを今年知ったという大失態をのっけから告白する。オモコロ杯も受賞されていて、かつTwitterフォロワー1万人超・noteフォロワー2万人近くいらっしゃる方なのに、なんという……。
上記ドミノの記事は出たてホヤホヤの記事ですが、そのほかの記事もすべからく面白いので年末年始にぜひ。とりあえず、「ドミノ、やりたい」の欲求だけでリモートドミノ倒しを計画し、人やテクノロジーの力を駆使しながら実現させてしまう人はそうそういないと思います。ほんとおもしろい。
岡田さんは「0メートルの旅」という本も出されており、こちらもとてつもなくおもしろいので、ぜひ。
菅原さくらさん
今回はじめて、生理が楽しいと思えたのです。新しいアイテムを導入したことで、生理期間中ずーっとわくわくしていられました。自分の古い習慣を抜本的に変えること、身体にまつわる新しい挑戦をすることって、じつはなかなかない。月経カップにはそのうち慣れてしまうだろうけれど、しばらくは新生活を迎えたような高揚がありました。
尊敬するライターさんのひとり、菅原さくらさんのnote。
わたしもしっかり毎月生理とお付き合いしている女という生き物である以上、もちろん月経カップについてはそれなりに情報収集しています。ただね……やっぱり怖いんだよね……!
でもさくらさんのnoteを読んだら、そこまでハードル高くなさそうだし、何より楽そうだな~~~と思えて一気に興味がわきました。読者に興味を抱かせる文章の書き方、ほんっと勉強になります。
Saeさん
この感情、どうすればいいの!?どこに向ければいいの!?・・・そうだ!!noteに書くしかない!!!!私にはnoteがあるんだった!!!!!
Saeさんの大ファンです。とくにこのwacci・橋口さん作詞作曲であるHey! Say! JUMP「ナイモノネダリ」について、歌詞にツッコミを入れつつ感情を迸らせているnoteが……もう……お願いだからみんな読んで……。
Hey! Say! JUMPどころかジャニーズにまったく興味持てなかったのですが、このnoteきっかけでとりあえずメンバー全員の顔と名前を覚えました。沼の入り口ってここで合ってますか?
こちらの歌詞考察noteもおもしろいので、ぜひ。
島田彩さん
「時をかける少女」はタイム“リープ”だし、あのようにはいかないけど、タイム“ループ”なら……「同じ日を繰り返す」をしてみたいと思った。同じ時間・同じお店で・同じメニューを頼み続ける。それだけ。何かが起きるかもしれない。起きなければそれでいい。
「今週末の日曜日、ユニクロで白T買って泣く」でおなじみ、島田彩さんのnote。どのnoteも没入できるストーリー性があって大好きなのですが、この3日間タイムループの記事も大好きです……。
真似して水道橋のコメダに3日間、毎朝同じ時間に同じメニューを頼んでみましたが、等しく幸せなモーニングを過ごしただけで終わりました。それもまた、良きかな。
ひらやまさん
すばらしい文章に触れた人は、読む人になる。たくさんの文章を読むと、つい書きたくなる。自分の中から湧き出る言葉を書く人は、良い書き手になる。
cotreeひらやまさんのnote。普段から「書く」と「読む」を圧倒的な質量で、しかも自然にやっているひらやまさんだからこそ書ける言葉だな……としみじみ思いました。
わたしはただのひらやまさんファンであり、それ以上でも以下でもないのですが、なんと取材を介して直接お会いできるという光栄すぎる出来事も起こりました。感謝。
岸田奈美さん
※前半部分は無料、後半部分はマガジン購読者限定です。
でも、いまのわたしには、メモがあります。
書くために。
ただ、書くために、わたしは、事実の見方を変えました。たった50文字の視界が、7万文字の世界になりました。
これから先、どんなにしんどいことがあっても、きっと7万文字、いや、数十万文字になっている世界は、わたしに前を向かせてくれます。
この方は外したくとも外せない!岸田奈美さんのnote。好きなnoteといわれたらもっともっとあるのですが、「2020年」という区切りのなかではこのnoteかな……と断腸の思いで選びました。
面白い文章を書くためにはネタが必要!ネタ集めのために日頃からメモしよう!と言うのは簡単です。万事に通ずることですが、何事も言うは易し行うは難しなんですよね。
ただ、岸田さんのnoteを読んでいると、日々起こったことや感じたことを言葉にする作業、そしてそれを積み重ねることがどんな場所に繋げてくれるのか?が色彩豊かに目の前に広がる。
「わたしも、こんな景色を見たい」という率直で野暮な欲求だけで、メモを続けています。
来年も、たくさんの言葉を書いていきたいな。