一日の充実度を上げるちょっとしたコツ
「その日のうちにやっておかなきゃならないこと」
「これだけはどうしてもやっておきたいこと」
まずは以上の2つをピックアップし、それらをやり遂げることに集中。あとは余った時間で、優先度順に上からタスクを片付けていく。カンタンなことだし、きっと誰もが自然にやっているけど、あらためて意識するとけっこう満足度があることに気づいた。
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たとえば「その日のうちにやっておかなきゃならないこと」=「取材音源の書き起こし」、「これだけはどうしてもやっておきたいこと」=「昨日買ってきた本を1ページでも読む」と設定する。
ほかにやらなきゃならない仕事・やりたい趣味は山のようにあるんだけれど、ひとまずそれぞれのカテゴリで1つずつピックアップするのがポイント。そして「やっておかなきゃならないこと」を達成したら「やっておきたいこと」に着手できる、とルールを決める。
そうすると、ひとまず大きめな仕事が片付いて心理的ストレスが幾分か減った状態で、好きなことに集中できるのである。
このサイクルを1セットとし、ぐるぐるまわすのもアリだ。仕事→ご褒美→仕事→ご褒美→……のラリーが上手いこと繋がれば、アドレナリンもバシバシ出て仕事も趣味も両方進む。
この時のポイントは、たとえば「音源の書き起こしには、完了までに1.5hはかかるな……」と見積もれた場合、それを無理矢理にでも半分にすること。つまりは1つのタスクを良い感じに細分化しておくのである。これを散々流行したポモドーロテクニックに当てはめるのも良さそう。
たとえ1セットしか達成できなかったとしても、とりあえず優先度が高いタスクをやっつけられた満足度と充実感は得られるので、明日への仕事に対する活力もわくという画期的システム。
万年在宅ワーカーゆえに、仕事をこのやり方に固定してみたところ、びっくりするくらい集中力が続くことに気づいた。目の前にニンジンをぶら下げられないと1ミリもやる気がわかない、褒められて伸びるタイプの人にはとくにおすすめである。