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売るものが何もない私がマルシェに出店した話

ママ友からマルシェへのお誘い

6月某日、ママ友から

「今度7月にまたマルシェやるんだけど、出てみない〜?」

とのお誘いがあった。
そのママ友は春にもママ友や知り合いなどと複数人で近くのレンタルスペースを借りてマルシェを開催。
私は元々文化祭が大好きで大学祭の実行委員をやっていたくらいなので、

「マルシェって楽しそう〜!いいなー!」

と思いつつ、
私は本業はWebディレクター・デザイナーであり、
マルシェで売れるようなものは現状持ち合わせていない。
作ろうと思えば作れるのかもしれないけど、
1ヶ月後には絶対に間に合わない・・・

しかし、
最近書いた「やりたいことリスト100」に
「マルシェに参加する」
というのがあったのだ。
(売るものがないくせに!!)

そして、ひらめいた。

何かを売ることはできない。
それなら、ワークショップだったらできる・・かも・・・????

と。

私は子どもを生む前はワークショップなどによく参加していたし、
今は子どもがやりたがるので、マルシェに行くと娘がよくワークショップに参加している。
GWに子どもたちがビーズのブレスレット作りのワークショップに参加したことを思い出した。

GWに参加した時

しかし、

「あと一ヶ月・・間に合うかな・・・・?」

心配症な私が出てきた。

そして、
もう一人の昭和魂の私がサッと出てきた。

「辞める選択をするのは簡単。
やらないのって、ダサくない〜?」

そして、参加することに。

準備スタート

まずはパーツを調達。
temuでパーツを探しました。

こんなのとか

やっぱり名前を作りたいよね〜
と思ってこんなんとか

その他いくつか調達。

さらに、キーホルダーとか作れてもいいかも〜?
なんて思ってこういうパーツを入手。

パーツが届いたら、
何と私以上に娘がやる気に!!
ワークショップをやるって言ってるのに、
子どもたちがキーホルダーを作り始める。

子どもが作ったキーホルダー

折角だし、
子どもたちが作ったものは販売してもいいかも・・?
と思ったので、
・ビーズブレスレットのワークショップ
・子どもたちが作ったキーホルダーの販売
の2つをやることに。

当日までは
ブレスレットの試作をしたり
ポスター作りを手伝ったり
パーツを買い足したり
お釣り用の小銭を調達したり
お釣り用の小銭の調達は郵便局で。
50枚までは手数料かからないとのことで、
口座を持っていれば口座から引き落とししてそのお金を小銭にしてもらえるとのことだった。

きちんとしたアクセサリーなどを販売する方だったら準備が大変だと思うけど、ワークショップだったので気が楽だった!
そして、今回は初出店だし、
「元を取るとか収益は気にせず、まず参加することに意義がある」
と思って、
気負わずにやれたのが良かった。

それに、
「子どもが自分で作ったものを販売する」
という経験をするだけでも、既に元を取っているのでは・・?と思えたし。

マルシェ当日

天気予報を見ていたけど、その日は雨予報。
こんなんじゃ全然来てくれないかも・・と思ったけど、
開始時刻は小雨だったし、近くでお祭りがやっていたのでスタートと同時にお客さんが結構来ててんやわんや。

こんな感じ

早速、娘の同級生のママ友が子連れで来てくれた。
ビーズは女の子っぽいのが多くて男の子にはイマイチかも?と思ってたし、小2の男の子も「女っぽいから嫌だ」とか言ってたけど、
ママ友が「じゃ、お母さんのために作ってよ」と言ったらもくもくと作っていてかわいかった。

もくもく

娘は「お客さんが来たら元気に挨拶!!」などと準備をしていたものの、やはり当日になったら緊張していて笑顔が少なかった。
でも、段々慣れてきたら小さい子に作り方を説明してあげたりしていた。

子どもたちのキーホルダーはママ友などが買ってくれたし、
ブレスレットは15人くらいの子が参加してくれた。
自由に色んな色のビーズを使って作る子とか、
規則性をきちんと考えて作る子とか、
個性が出ていて面白かったし、
子どもが集中して取り組む姿って見ていて気持ちがいい。

↓参加者の子たちが作ってくれたブレスレット

反省点としては、子どもにもっと任せてあげればよかったかも?というところ。
私も余裕がなくてほとんど私がやってしまったので、
次に参加する時があったら子どもたちにもっとやってもらいたいな。

実は別のマルシェの運営の人とも最近知り合いになり、ちょっとお手伝いをすることになった。
そこは毎月マルシェをやっているところで、子どもも毎回数人が出店しているとのこと。
今回マルシェに参加した話しをしたら、「9月の子どもの参加者をまだ募集していますよ」との事で、参加することに。
さらに、10月は私がワークショップで出店。(パーツがまだまだ余っているので)

思ったよりもハードルは低かった

私はマルシェとか手作り市とか大好きで、お客さんとしてたくさん参加してきた。
出店者の人を見て「いいな〜楽しそう」と思ったけど、自分とは違う世界の人だと感じていた。
でも、参加してみたら「もっと気軽に参加しても良かったのか!」とフッと肩の力が抜けた感じがした。
マルシェに出る話しを数人にした時、「すごいね〜」と何回か言われたけど、私がやったことといったら、パーツを仕入れたくらいだし、全然すごくない。
知り合いも増えたし、一気に世界がパーーーーッと広がった。
私の今年の目標の中の一つ「子どもの世界を広げる」も叶った。
結局のところ、
「やるかやらないか、ただそれだけなんだ」
と思った。

自分の価値観に気付いた

帰宅後、夫に
「次は何か作って売れば?」
と提案されて、

「いや、私は作らない。
私は体験を売る!」

と、咄嗟に出た。

私はどうも自分が作るものにあまり興味がない。
それよりも、作っている人を見るのが好きだし、
人が作ったものを見るのが好き。
それはデザインでもそうで、
デザイナーからディレクターになったのも根底にその気持ちがある。

マルシェなどに出ようか迷っている人を後押ししたいし、
子どもたち(自分の子どもだけじゃなく)に自分で何かを作るということを体験させてあげたいし、
さらに販売するということも体験させてあげたい。

今まで、
「人の心を軽くする手伝いをしたい」
という私の中のミッションがあったけど、ここに
「世界を広げる手伝いをしたい」
が加わった!

自分の価値観を知るためにも、
色んな経験をするのは大事なんだなーと思った経験でした。

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