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「欲しいもの」と「大切なもの」
前回の投稿から3ヶ月が経っていました。
三日坊主どころか一日坊主。
学生時代、観賞用に衝動的に買った
サボテンを枯らしたことを思い出しました。
ちなみに調べたところ、
サボテンは別名"覇王樹"だそうです。
覇王でも月一度は水やりが必要みたいでした。
明日役に立てないで欲しい豆知識。
欲しいもの、ありますか?
さて、今回の金言は「欲しいもの」について。
みなさんはいま、欲しいもの、ありますか?
広告業界でのわかりやすく欲しいものといえば、
富(予算)・名声(広告賞)・力(スキル)あたり。
どれも大事なものですが、
今日は2つ目の賞のお話。
広告賞。
カンヌライオンズとかACCとかとか、
広告村の外からみたら
そんなの知らないよというものですが、
村でサバイブする身からすると
一度はこの手に欲しいものだったりします。
※ちなみに最近は有名クリエイターのなかでも
「賞なんて意味ない」という人がいますが、
そういう人は大体過去に賞を獲っています。
帰国子女の「英語話せてもそんな意味ない」
富裕層の「お金だけがあっても仕方ない」
と一緒ですね。
それはそうかもなんだけど、
その台詞を説得力ありきでいうのは難しい、あれです。
欲しがりは罪か。
かくいう新入社員だった自分も、
社内研修でスタークリエイターたちの話を聞いて
かっこいい…!!!と憧れた一人。
しかし一方で、配属後に耳をすませば、
先輩「まずは目の前の仕事で全力を出そう」
クライアント「新しいものよりも前例のある確実なものを」
偉い人「賞獲り案件はそれ用の人に回るから配属運だよ」
…あたりの至極真っ当なご意見が聞こえてきました。
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もちろんクライアントさんの
大事な予算がかかった仕事で、
自分のために賞を目的化するのは違うけれど。
人の心を動かし、世の中で話題になり、
ちゃんと課題を解決した仕事の多くは、
きちんと賞を獲っていたりして。
ん〜…
「賞が獲れるくらい良い仕事がしたい」
という気持ちの扱い方に迷っていたとき、
とあるWEB記事で先輩の金言を目にしました。
(賞を語るインタビューのなかで)
強い欲望さえあれば、他のことは後からついてくる。
みた瞬間に、まっすぐで、シンプルで、
視界がふっと晴れるような言葉でした。
ここでいう「欲しいもの」は、
賞だけでなく、実力だったり、チャンスだったり、
つながりだったり、お金だったり…
人によっていろんなことが当てはまると思います。
大事なのは、
あれこれ頭でっかちに逆算するよりも、
欲求と衝動を信じて汗をかきながら
「欲しいもの」を追いかけること。
そんな風に解釈した3年目の夏でした。
大切なものは、欲しいものよりも先に来た。
ちなみに一番好きな漫画「HUNTER×HUNTER」でも
近しいことを、かの有名なジン・フリークスが話していました。
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それが手に入っても、入らなくても、
目の前の欲しいものを追いかけていれば、
いずれ大切なものに出会える。
だからこそ、憧れも衝動も嫉妬もふくめて、
何かをポジティブに欲しがりつづける
サラリーマンでいたいなと思いながら5年目を迎えています。
ちなみに今いちばん欲しいものは、
部屋に癒しをくれる観葉植物です。